アメックス法人カードのメリット・デメリットとは？種類の比較や審査基準も解説

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アメックスの法人カードは、ステータス性の高さや充実したビジネス向け特典で、多くの中小企業経営者や個人事業主から選ばれています。しかし、アメックスの法人カードはメリットだけでなくデメリットもあります。また、アメックス法人カードには複数の種類があるため、どのアメックス法人カードを選べばよいか迷ってしまう方も少なくありません。

また、「アメックス法人カードの審査は厳しいのか？」「アメックス法人カードは審査落ちしやすいって本当？」といった気になる審査基準についても丁寧に解説します。

アメックスの法人カードを初めて作る方も、すでに法人カードを持っていてアメックスへ切り替えを検討している方も、本記事を読むことでアメックス法人カードの特徴や選び方が明確になります。

アメックス法人カードを比較しながら、自社のキャッシュレス環境をより快適に整えるための参考にしてください。

アメックス法人カードのメリットとデメリット

アメックスの法人カードは単なる決済手段ではなく、ビジネスの効率化やコスト削減、さらには人脈づくりにも役立つ価値ある法人カードです。その一方で、アメックス法人カードにはメリットだけでなくデメリットも存在し、全ての事業者にとって最適とは限らないため、アメックス法人カードの特徴を正しく理解してから選ぶことが重要です。

アメックス法人カードを初めて検討する方は、年会費の高さや審査に不安を抱えることが多いですが、実際にはサービス価値と年会費のバランスが取れており、アメックスならではのビジネス特典を活用することで年会費以上の価値を受け取れるケースも珍しくありません。

アメックス法人カード8つのメリット

アメックスの法人カードには、他社の法人カードにはない魅力的なメリットが数多くあります。

以下に、アメックス法人カードのメリットを1つずつ詳しく解説します。

必見！アメックス法人カードのメリット1.
ポイントが付きやすく圧倒的に貯まりやすい

必見！アメックス法人カードのメリット1つ目は、ポイントが付きやすく圧倒的に貯まりやすいことです。

■ 一般的な法人カードとの比較

アメックスの法人カードは100円単位でポイントが付くため、1,000円未満の端数まで積極的にポイントが加算されます。

公共料金の支払いにも対応しており、毎月の支払いだけでもポイントが貯まりやすい傾向があります。

さらにアメックスの特徴として、同一名義で複数枚のアメックスカードを持っている場合、ポイントを1つに合算できる点があり、個人利用分と法人カードのポイントを合わせてよりお得に運用できることも評価されています。

必見！アメックス法人カードのメリット2.
ポイントを500種類以上のアイテムやギフトに交換可能

必見！アメックス法人カードのメリット2つ目は、ポイントを500種類以上のアイテムやギフトに交換できることです。

■ 交換できる代表的なアイテム

• 季節ごとの人気アイテム
• ビジネスで使えるガジェット・日用品
• 体験型ギフト（アクティビティ、レジャーなど）
• 商品券・ギフトコード・Eクーポン
• 対象ホテルグループの宿泊ポイント　など

経費で自然に貯まるポイントが、自社の備品購入や福利厚生にも活用できるため、効率的な資金運用ができます。

必見！アメックス法人カードのメリット3.
マイルへの移行率が高く出張費を大幅に削減できる

必見！アメックス法人カードのメリット3つ目は、マイルへの移行率が高く出張費を大幅に削減できることです。

■ マイル移行率の比較（代表例）

貯まったマイルを航空券に交換すれば、国内外の出張費用を大幅に削減できます。

そのため、アメックス法人カードを持つだけで年間の出張コストが最適化されます。

必見！アメックス法人カードのメリット4.
メンバーシップ・リワード・プラスでさらにポイントUP

必見！アメックス法人カードのメリット4つ目は、メンバーシップ・リワード・プラスでさらにポイント還元率がUPすることです。

■アメックス法人カードの主なメリット

• ポイントの有効期限が無期限に
• 還元率のアップ（ANAマイル移行時は特に有利）
• 特定加盟店でポイント付与率がアップ
• 海外利用時のボーナスポイント付与

アメックス法人カードの魅力を最大限に活かしたい場合、このプログラムへの加入がおすすめです。

必見！アメックス法人カードのメリット5.
出張・旅行で使える付帯サービスが圧倒的に豊富

必見！アメックス法人カードのメリット5つ目は、出張・旅行で使える付帯サービスが圧倒的に豊富な点です。

■ 主な付帯サービス

• 手荷物無料宅配サービス
• 空港クロークサービス
• 無料ポーターサービス
• ホテル・レンタカー・航空券のオンライン予約

• 海外24時間日本語サポート（オーバーシーズ・アシスト）
• JR東海エクスプレス予約サービス

参照：旅行予約／手配サービス

必見！アメックス法人カードのメリット6.
国内外の空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用可能

必見！アメックス法人カードのメリット6つ目は、国内外の空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用できることです。

搭乗券を持っているアメックス法人カード本会員に加え、同伴者1名まで無料となるため、出張時に同行者がいる場合でも便利です。空港での待ち時間を快適に過ごせるため、出張の質を高めるメリットがあります。

必見！アメックス法人カードのメリット7.
旅行保険やショッピング保険が充実

必見！アメックス法人カードのメリット7つ目は、旅行保険やショッピング保険が充実していることです。

■ 旅行保険の例

• 国内旅行保険：最高5,000万円
• 海外旅行保険：最高1億円（ビジネスゴールド）
• 海外航空便遅延費用補償
• 国内航空機遅延費用補償

• ショッピングプロテクション（年間最高500万円）

必見！アメックス法人カードのメリット8.
ビジネス特典・福利厚生サービスが圧倒的

必見！アメックス法人カードのメリット8つ目は、圧倒的なビジネス特典・福利厚生サービスです。

■ 代表的なビジネス特典

• レストラン優待（ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン）
• 福利厚生サービス「Club Off(クラブオフ)」VIP会員が無料
• NIKKEI OFFICE PASSが最大10％オフ
• freeeとの連携で経理効率化
• ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」の無料利用

つづいて、アメックス法人カードのデメリットも併せて見ていきましょう。

アメックス法人カードのデメリット

アメックスの法人カードはメリットの多さで注目されていますが、実際には注意しておくべきデメリットも存在します。

注意！アメックス法人カードのデメリット1.
年会費が他社より高く維持コストがかかる

注意！アメックス法人カードのデメリット1つ目は、ことです。アメックス法人カードで最も多く指摘されるデメリットが、年会費の高さです。

多くの経営者や個人事業主は、法人カードの維持コストをできるだけ抑えたいと考えるため、アメックスは魅力的でありながらも年会費の高さがネックになるケースが少なくありません。

アメックス法人カードのメリット・デメリットに関連する記事：American Expressの法人カードとは？３種類の違いやメリット・デメリットを解説

代表的な法人カードの年会費比較

アメックス法人カードの年会費は、他の法人カードと比べて2倍以上かかるケースもあり、コスト重視の事業者にとっては慎重な検討が必要です。

ただし、アメックス法人カードはこの年会費の高さに見合うだけのサービスが充実しています。空港ラウンジの同伴者利用、旅行補償、ビジネス優待、アメックス独自のポイントシステムなど、多くの特典を最大限利用できる場合は、年会費以上の価値を得られる可能性があります。

注意！アメックス法人カードのデメリット2.
プライオリティ・パスがビジネスプラチナにしか付帯されていない

注意！アメックス法人カードのデメリット2つ目は、プライオリティ・パスがアメックスビジネスプラチナにしか付帯されていないことです。

アメックスは個人カードならグリーン・ゴールド・プラチナのいずれでもプライオリティ・パスが付帯します。

アメックス法人カードとプライオリティ・パスの対応状況

アメックス法人カードの一般ランクやゴールドランクは、空港ラウンジ自体は利用できるものの、あくまで国内ラウンジが中心であり、プライオリティ・パスのように国際線のラウンジを幅広く利用できるわけではありません。

アメックス法人カードのゴールドランクまではプライオリティ・パスが付帯しないため、「海外ラウンジを使いたいからアメックスを選ぶ」という方にとってはデメリットとなるケースがあります。

ただし、プラチナランクのアメックス法人カードは付帯サービスが圧倒的に充実しており、特に海外出張が多い会社・経営者にとっては非常に相性のよい法人カードです。

アメックス法人カードのメリットとデメリットのまとめ

アメックス法人カードは、他の法人カードにはない大きなメリットを持つ一方で、利用者によってはデメリットとなり得るポイントもあります。

アメックス法人カードの主なメリット

• ポイントが貯まりやすく、使い道が幅広い
• 出張・旅行に強い特典が充実
• 空港ラウンジや手荷物サービスなど移動サポートが豊富
• 福利厚生サービスやビジネス優待が充実
• 法人の信用力アップにつながりやすい

アメックス法人カードの主なデメリット

• 年会費が高めで維持コストがかかる
• プライオリティ・パスはアメックスビジネスプラチナのみ付帯

以上、アメックス法人カードのメリットとデメリットを解説しました。

アメックスの法人カードは、単なる決済手段ではなく、事業そのものの生産性向上やブランド価値向上にもつながる法人カードです。

アメックス法人カードを選ぶ際は、年会費とサービス内容のバランスを考えながら、自社の経費管理や出張スタイルに合うかどうかを確認することが重要です。うまく活用できれば、アメックスの法人カードはビジネスに大きな価値をもたらしてくれるでしょう。

次の章では、アメックス法人カード種類の違いを比較解説していきます。

種類は？アメックス法人カードの違いを比較

アメックスの法人カードには複数の種類があり、それぞれに異なる年会費や特典が設定されています。アメックスの法人カードを選ぶ際には、アメックスブランドならではの特徴だけでなく、グレードごとの違いを正しく理解することが重要です。

アメリカで誕生したアメックスブランド

アメックスは、アメリカで誕生した国際ブランドであり、現在では世界中の企業や経営者から信頼を集めています。

アメックスは、以下のジャンルに強いブランドとして知られています。

• 旅行・出張サポート
• 空港ラウンジやホテル優待
• T&E（トラベル＆エンターテインメント）領域での特典

• 高いステータス性

その一方、決済できる店舗はVISAやMastercardより少ないケースもありますが、それを補って余りある充実した付帯サービスがアメックスの魅力となっています。

アメックス法人カード比較に関連する記事：アメックス法人カードとは？3種それぞれの審査・ポイント還元率・年会費は？使える特典・メリットデメリットを解説

3種類のアメックス法人カード

アメックスが直接発行する法人カード（ビジネスカード）は以下の3種類です。

• アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード（アメックスビジネスグリーン）
• アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード（アメックスビジネスゴールド）

• アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カード（アメックスビジネスプラチナ）

アメックス法人カードの基本比較表

カード名	年会費	特徴	対象	備考
アメックスビジネスグリーン	13,200円	基本特典が充実したエントリーモデル	法人代表者・個人事業主	年会費を抑えながらアメックスを使いたい方向け
アメックスビジネスゴールド	49,500円	特典がさらに充実、マイル効率も良い	法人代表者・個人事業主	追加カード特典などが強化
アメックスビジネスプラチナ	165,000円	プラチナ専用特典、最上級のサービス	法人代表者・個人事業主	プライオリティ・パス付帯

違いを比較！アメックス法人カード種類1.
アメックスビジネスグリーン

出典：アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード

アメックス法人カード種類の違いを比較1つ目は、アメックスビジネスグリーンです。

年会費が低く、アメックスらしい充実した補償やサービスを受けられるため、初めてアメックス法人カードを持つ個人事業主にも適しています。

特徴は以下の通りです。

アメックスビジネスグリーンの特徴

• 年会費13,200円
• 国内外旅行傷害保険が付帯

• ポイント還元率は0.5〜1.0%
• アメックス法人カードの基本サービスがほぼ利用可能
• オンライン決済やサブスク管理にも便利

アメックスビジネスグリーンのメリット

アメックスビジネスグリーンの主なメリットは次の通りです。

• 個人事業主なら代表者の本人確認書類のみで申込可能で、審査のハードルが比較的低い
• 利用枠に明確な上限が設けられておらず、売上に応じて柔軟に利用可能
• 社員用カードごとに利用枠を設定でき、経費管理がしやすい
• 旅行保険が充実しており、国内外の移動時も安心

• 国内外の空港ラウンジを本人＋1名まで無料で利用できる
• 世界20万か所以上の施設を優待価格で利用できる
• ゴルフ場の予約手配を無料で依頼できるゴルフデスクが使える
• 出張・経費管理に便利なビジネスサービスが多い
• freee会計・弥生会計との連携が可能で、帳簿作業の効率化につながる
• 分割払いやリボ払いにも対応している

アメックスビジネスグリーンのデメリット

• 年会費13,200円（税込）は一般クラスの法人カードとしては高め
• 追加カードは特典なしなら無料だが、特典ありは6,600円（税込）かかる
• 判定期間に利用がないと管理手数料3,300円（税込）が必要
• 18歳・19歳は申し込めない

アメックスビジネスグリーンがおすすめの人

アメックスビジネスグリーンは、次のような個人事業主・法人に向いています。

• アメックス法人カードを初めて持つ個人事業主

• 出張や旅行が多く、ラウンジ特典を使いたい
• 経費管理を簡素化したい

違いを比較！アメックス法人カード種類2.
アメックスビジネスゴールド

出典：アメックスビジネスゴールド

アメックス法人カード種類の違いを比較2つ目は、アメックスビジネスゴールドです。

アメックス法人カードの中でもバランスが良く、特に出張が多い企業に選ばれています。

アメックスビジネスゴールドの特徴

• 年会費49,500円
• ポイント還元率1.0%
• 海外旅行保険は最高1億円

• ゴールド法人カードならではのステータスを得られる

アメックスビジネスゴールドのメリット

アメックス法人カードの中でも人気が高いのがアメックスビジネスゴールドです。

アメックスビジネスゴールドのメリットは次の通りです。

• 個人事業主なら書類が少なく、申し込みしやすい
• 利用可能枠に一律の制限がなく、大きな取引にも対応可能
• 国内外の空港ラウンジは1名同伴無料で使える

• 招待日和のサービスで、対象レストランのコース料理が1名分無料
• 世界中のホテル・リゾートで特典付き優待を受けられる
• ビジネス・接待で利用しやすいサービスが豊富
• freee会計や弥生会計と連携可能
• 分割払い・リボ払いに対応
• 海外・国内の旅行保険が充実

アメックスビジネスゴールドのデメリット

• 年会費49,500円（税込）は一般的なゴールド法人カードより高い

• 利用が全くない期間があると管理手数料3,300円（税込）が必要
• プライオリティパスが付帯しない
• コンシェルジュサービスが使えない
• 18歳・19歳は申し込めない

アメックスビジネスゴールドがおすすめの人

• 年間のカード利用額が200万円以上ある経営者

• ゴールド法人カード級の手厚い優待がほしい
• ANAマイルを効率よく貯めたい
• 高額決済が多く、柔軟な支払い枠が必要

違いを比較！アメックス法人カード種類3.
アメックスビジネスプラチナ

出典：アメックスビジネスプラチナ

アメックス法人カード種類の違いを比較3つ目は、アメックスビジネスプラチナです。

アメックスビジネスプラチナの特徴

• 年会費165,000円
• プライオリティ・パス付帯
• 国内外の旅行保険も最高1億円
• コンシェルジュサービス（プラチナ・セクレタリー・サービス）が利用可能

• 法人カードとして最高峰のステータス

アメックスビジネスプラチナのメリット

アメックス法人カードの最上位に位置するのがアメックスビジネスプラチナです。

• 追加カードは最大99枚まで発行可能
  （特典なしは無料、特典ありは4枚目まで無料）
• 24時間365日使えるプラチナ・セクレタリー・サービスが利用可能

• 利用枠は一律上限なし
• 旅行保険が最高レベルで充実
• 本カードごとにETCカードを20枚まで無料発行可能
• プラチナ限定のホテルダイニング特典が非常に豊富
• 大規模な経費管理にも対応できる

参照：保険・補償のご案内

アメックスビジネスプラチナのデメリット

• 年会費165,000円（税込）と非常に高額
• 追加カードの特典ありは5枚目以降13,200円（税込）が必要
• 18歳・19歳は申込できない

アメックスビジネスプラチナがおすすめの人

• 社員が多く追加カードを大量に発行したい企業
• コンシェルジュサービスを日常的に利用したい経営者

• 年会費以上の価値を優待で回収できる人
• 法人として高いステータスを求める企業

アメックスが発行する法人カードは、アメックスビジネスグリーン・アメックスビジネスゴールド・アメックスビジネスプラチナの3種類があり、いずれも個人事業主から法人代表者まで幅広く利用できる法人カードです。

アメックス法人カード3種類の比較ポイント

• コストを抑えたい → アメックスビジネスグリーン
• 特典とコストのバランス重視 → アメックスビジネスゴールド
• 最高級のサービスとサポートを求める →アメックス ビジネスプラチナ

アメックス法人カードは、単なる決済ツールではなく、ビジネスをより効率化し、企業価値を高めるためのサービスが豊富です。

アメックス発行と他社発行のアメックス法人カードはどっちがおすすめ？

アメックスブランドの法人カードには、アメックスが直接発行するものと、他社（セゾンなど）が発行するアメックスブランドの法人カードがあります。

アメックス発行の法人カードがおすすめの企業

• 海外出張が多い
• アメックス独自の特典を最大限使いたい
• ステータスを重視する
• 年会費よりサービス重視

他社発行のアメックスブランド法人カードがおすすめの企業

• 年会費を抑えたい
• ベーシックなアメックス特典だけで十分
• 創業間もない個人事業主
• 優待よりコスパ重視

以上、3種類のアメックス法人カードの違いから、アメックス発行の法人カードと他社発行のアメックスブランド法人カードの違いを比較解説しました。

アメックスの法人カードは、アメックスビジネスグリーン・アメックスビジネスゴールド・アメックスビジネスプラチナの3種類があり、どれも個人事業主でも申し込める点が魅力です。年会費、特典、優待、ステータスなどが大きく異なるため、自社の利用シーンに合わせて選ぶことが重要となります。

• コストを抑えるならアメックスビジネスグリーン
• 特典のバランスを重視するならアメックスビジネスゴールド
• 最高の特典を求めるならアメックスビジネスプラチナ

アメックス法人カードは選び方次第で大きな価値を生み出せるため、自社の決済スタイルや出張状況を踏まえて最適な1枚を選びましょう。

次の章では、他社発行のアメックスブランドのおすすめ法人カードを厳選紹介していきます。

アメックスブランドおすすめ法人カード3選

アメックスブランドの法人カードは、ステータス性だけでなく、ビジネスに役立つ優待や利便性の高さから、多くの中小企業や個人事業主が選んでいます。しかし、アメックスの法人カードは複数の種類があり、さらにアメックス以外のカード会社が発行するアメックスブランドの法人カードも存在するため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。

アメックスブランドの法人カードのなかでもコスト・機能・ポイント還元・優待などを総合的に比較しながら、あなたのビジネスに最適な1枚を選ぶ参考にしてください。

他社発行アメックスブランド法人カードおすすめ1選目
セゾンコバルトビジネスアメックス

出典：【公式】セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード｜SAISON COBALT AMEX

他社発行アメックスブランド法人カードおすすめ1選目は、セゾンコバルトビジネスアメックス（正式名称：セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード）です。セゾンコバルトビジネスアメックスは、アメックスブランドの法人カードのなかでも特に人気の高い1枚です。

アメックスブランドは「高級」「ステータス」のイメージが強いですが、セゾンコバルトビジネスアメックスは費用負担ゼロで持てるため、個人事業主・フリーランス・開業直後の法人でも申し込みやすい法人カードとして評価されています。

参照：永久不滅ポイント

通常還元率は0.5％ですが、AWSなどのビジネス系サービスの支払いではポイントが4倍になるため、ITサービスを多く利用している事業者には特に魅力的なアメックスブランドの法人カードといえるでしょう。

セゾンコバルトビジネスアメックスの基本情報

• 年会費：永年無料
• ポイント還元率：0.5〜2.0％
• 国際ブランド：American Express
• 電子マネー：iD、QUICPay
• 発行スピード：最短3営業日

• 追加カード：9枚まで年会費無料
• ETCカード手数料：無料
• ポイント：永久不滅ポイント
• 申し込み条件：個人事業主・フリーランス・経営者（高校生除く）
• 必要書類：本人確認書類のみ

他社発行アメックスブランド比較！セゾンコバルトビジネスアメックスのメリット

• 年会費無料でアメックスブランドの法人カードを持てる

• 追加カード・ETCカードも無料で発行可能
• ポイントは有効期限なしで長期運用が可能
• 特定のビジネス加盟店利用でポイント4倍
• 海外利用ではポイント2倍でお得
• 申し込みに登記書類が不要で、開業直後でも申し込みしやすい
• 支払いサイクルが長く資金繰りに役立つ
• 個人・法人どちらの口座でも引き落とし設定が可能

ポイント還元の柔軟性と優待の豊富さから、初めてアメックス法人カードを持つ方にもおすすめです。

他社発行アメックスブランド比較！セゾンコバルトビジネスアメックスの注意点

• 旅行保険が付帯しない
• マイル移行サービスの登録ができない
• ステータス性は本家アメックス法人カードより控えめ

旅行保険やショッピング保険の充実度を求める場合は、別のアメックスブランド法人カードを検討したほうがよいでしょう。

セゾンコバルトビジネスアメックスは、コストを抑えながらアメックスブランドの法人カードを持ちたい個人事業主や法人に最適です。特に開業直後や固定費を抑えたい時期には非常に使いやすい1枚で、ポイント優待の多さも魅力となっています。

他社発行アメックスブランド法人カードおすすめ2選目
セゾンプラチナビジネスアメックス

出典：セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カード

他社発行アメックスブランド法人カードおすすめ2選目は、セゾンプラチナビジネスアメックス（正式名称：セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カード）です。

初年度年会費が無料でありながら、プラチナカードとしての優待を存分に利用できる点が大きな強みで、特に出張や接待が多いビジネスではその価値を最大限に活かせます。

アメックス法人カード比較に関連する記事：【法人カード】アメックス法人カードおすすめ徹底解説！メリット・デメリットについても紹介

また、限度額が非常に高く設定される傾向があり、最大9,990万円までの利用枠が提示されるケースもあります（審査により変動）。大口の決済が必要な事業にも向いているアメックスブランド法人カードです。

セゾンプラチナビジネスアメックスの基本情報

• 年会費：初年度無料／2年目以降33,000円
• ポイント還元率：0.5〜1.0%
• 国際ブランド：American Express

• 電子マネー：Apple Pay、iD、QUICPay
• 発行スピード：最短3営業日
• 追加カード：年会費3,300円
• 旅行保険：国内・海外旅行保険付き
• ポイント：永久不滅ポイント
• 申し込み条件：18歳以上（高校生除く）
• 必要書類：登記簿謄本or印鑑証明書＋本人確認書類

他社発行アメックスブランド比較！セゾンプラチナビジネスアメックスのメリット

• プライオリティ・パスを無料で利用可能
• プラチナカードのサービスをゴールド並の年会費で利用できる
• 永久不滅ポイントで管理がしやすい
• 海外利用でポイント2倍
• 付帯保険の充実度が高い
• ビジネス系の優待が豊富

• 追加カードは本会員と近い優待内容

この法人カードは、出張の多い事業者や、アメックスブランドらしい充実した優待を利用したい方にとって、コストと特典のバランスが非常に良い1枚です。

他社発行アメックスブランド比較！セゾンプラチナビジネスアメックスの注意点

• 年会費33,000円は法人カードとしては高め
• 追加カードにも年会費が発生
• ステータス性はあるが、本家アメックスほどではない

特に海外出張が多いビジネスでは、その優待内容が大きな武器になります。

他社発行アメックスブランド法人カードおすすめ3選目
三菱UFJカードゴールドビジネスアメックス

出典：三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

他社発行アメックスブランド法人カードおすすめ3選目は、三菱UFJカードゴールドビジネスアメックスです。

初年度年会費はわずか2,095円というリーズナブルさでありながら、ゴールド法人カードとして旅行保険や空港ラウンジなどの優待もしっかり備えています。

入会初年度はポイント還元率が国内1.5倍・海外2倍にアップするため、ビジネス利用が多いほどお得です。

三菱UFJカードゴールドビジネスアメックスの基本情報

• 年会費：2,095円
• ポイント還元率：0.5〜0.75%
• 国際ブランド：American Express

• 発行スピード：1週間程度
• ETCカード：年会費無料
• 旅行保険：国内・海外旅行保険付き
• 申し込み条件：黒字決算の法人・個人事業主

参照：MUFGカード 海外旅行傷害保険（利用付帯）
参照：MUFGカード 国内旅行傷害保険（利用付帯）

他社発行アメックスブランド比較！三菱UFJカードゴールドビジネスアメックスのメリット

• 入会初年度はポイント高還元
• 空港ラウンジを無料で利用可能
• 国内外旅行保険が付帯して安心
• 海外利用でポイントが貯まりやすい

他社発行アメックスブランド比較！三菱UFJカードゴールドビジネスアメックスの注意点

• 原則黒字決算が条件で、開業直後は申し込みにくい
• ポイント還元率は他のアメックス法人カードより控えめ
• 追加カードの優待が限定的

三菱UFJカードゴールドビジネスアメックスは、低コストでアメックスブランドの法人カードを持ちたい事業者に向いた1枚です。特に出張が多いビジネスでは、空港ラウンジや旅行保険の恩恵を強く感じられるでしょう。

以上、他社発行のアメックスブランドおすすめ法人カード3選を紹介しました。

• セゾンコバルトビジネスアメックスは年会費無料で圧倒的コスパ
• セゾンプラチナビジネスアメックスは優待重視の事業者に最適
• 三菱UFJカードゴールドビジネスアメックスは低コストで旅行関連サービスを重視したい人向け

あなたのビジネス規模・出張の頻度・追加カードの必要枚数などを考慮し、最適なアメックス法人カードを選んでください。

次の章では、アメックス法人カードの審査基準について詳しく解説していきます。

気になる審査落ち！アメックス法人カードの審査基準

アメックス法人カードは、ステータス性の高さだけでなく、必要書類が少なく申し込みやすい点から、多くの企業や個人事業主に選ばれています。

アメックス法人カードは必要書類が少ない点と独自の審査基準を採用しているという比較的審査甘い特徴を備えていますが、場合によっては審査落ちするケースもあります。

アメックス法人カードの審査基準

アメックス法人カードは、他社の法人カードと比べると比較的申し込みやすいと言われています。

とはいえ、これまでの傾向からアメックス法人カードでチェックされると考えられる審査の観点を整理すると、次のようなポイントが挙げられます。

アメックス法人カードの審査ポイント一覧

想定されるアメックス法人カードの審査ポイント①
代表者の信用情報

想定されるアメックス法人カードの審査ポイント1つ目は、代表者の信用情報です。

法人として申し込む場合でも、支払い責任は代表者が負うため、個人の信用情報に問題があるとアメックス法人カードの審査落ちに繋がります。

特に以下のような履歴がある場合は注意が必要です。

• クレジットカードの遅延・延滞

• 携帯料金の未払い
• 債務整理の記録
• 自動車ローン・住宅ローンの長期延滞

そのため、法人カードを申し込む前に、個人としての支払いを長期間安定させておくことが重要です。

想定されるアメックス法人カードの審査ポイント②
会社の経営状況

想定されるアメックス法人カードの審査ポイント2つ目は、会社の経営状況です。

特に、赤字決算が続いている場合は、アメックス法人カードの審査ではマイナス評価になりやすいと言えます。

審査で見られる代表的なポイントは以下の通りです。

• 売上の推移
• 過去数年の決算状況

• 税金や公共料金の支払い状況
• 資金繰りが安定しているか

想定されるアメックス法人カードの審査ポイント③
経営年数

想定されるアメックス法人カードの審査ポイント3つ目は、経営年数です。アメックス法人カードの審査では、経営年数も判断材料になります。一般的に創業から1年未満の企業や事業主は審査がやや厳しめだと言われています。

とはいえ、経営年数が長いほど信用力が高まり、

• 事業継続性の高さ
• 支払い能力の安定性

知っておきたい！審査落ちの対処法

アメックス法人カードの審査に落ちてしまっても、状況を改善すれば再申し込みは可能です。

アメックス法人カードの再申請を成功させるためのポイント

• 個人の信用情報を確認し、延滞や未払いを解消する
• 事業の売上を改善し、決算内容を健全化させる
• 代表者の収入を増やす

• 公共料金・税金の支払いを滞りなく行う
• 虚偽申告を避け、正確な情報で申し込む

アメックス法人カードは再チャレンジができる法人カードなので、落ちた理由を一つずつ改善すれば合格の可能性は十分に上がります。

以上、アメックス法人カードの審査基準と、審査落ちの対処法を解説しました。

アメックス法人カードのメリットは豊富な優待や柔軟な限度額設定ですが、審査基準が明確に公開されていない点はデメリットと言えるでしょう。とはいえ、他の法人カードと比較すると審査は比較的通過しやすい傾向があるため、開業したばかりの法人や個人事業主にも適しています。

アメックス法人カードのメリットとデメリットを理解したうえで、自社の状況に合わせて最適な法人カード選びを進めましょう。

まとめ

アメックス法人カードは、ステータス性だけでなく、事業の効率化や信頼性の向上につながる多くのメリットを持つ法人カードです。アメックスならではの充実した優待やサポート、ポイント特典はもちろん、経費管理のしやすさや付帯サービスの幅広さは、日々のビジネスシーンで役立つ場面が多いでしょう。

一方で、アメックス法人カードは年会費が高めであったり、付帯保険の内容やサービスがカードの種類によって異なる点など、事前に確認しておきたいデメリットもあります。

アメックス法人カードには、アメックスビジネスグリーン、アメックスビジネスゴールド、アメックスビジネスプラチナなど複数の種類があり、自社の利用目的に合わせて選ぶことが重要です。また、他社が発行するアメックスブランドの法人カードも候補に含めることで、年会費を抑えながらアメックスのメリットを活用できる選択肢が広がります。

審査基準はカードによって異なりますが、アメックス法人カードは事業歴が短い個人事業主でも申し込みやすいカードが多い点も魅力です。

アメックス法人カードを選ぶ際は、年会費、付帯保険、ポイント還元率、追加カードの必要枚数などを総合的に比較し、自社の事業に最適な1枚を選ぶことが大切です。アメックスの法人カードをうまく活用することで、経費管理の効率化や資金繰りの改善、ビジネスチャンス拡大につながる可能性も広がるでしょう。