会計ソフトfreeeを使った合同会社を設立とは?メリット・デメリットについても解説!

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公開日:2025年9月

更新日:2025年9月16日

合同会社を設立する際に、できるだけ手間やコストを抑えて効率的に進めたいと考える方は多いでしょう。そんなときに役立つのが、会計ソフトとして広く知られるfreee(フリー)です。

freeeは単なる会計ソフトではなく、合同会社の設立をオンラインでサポートする便利な機能を備えています。定款の作成や登記書類の準備、電子定款対応による印紙代の節約など、合同会社を設立する起業家にとって大きなメリットがあります。一方で、freeeを利用する際には注意すべきデメリットも存在します。

本記事では、会計ソフトfreeeを使った合同会社設立の方法や、メリット・デメリット、さらに必要な費用についてわかりやすく解説します。

会計ソフトfreee(フリー)とは?

「freeeとはどんなソフトなのかよく知らない…」という方に向けて、freeeの特徴を3つの視点からわかりやすくご紹介します。特に合同会社を設立する際や設立後の会計・労務管理に強みを発揮する点に注目してください。

freeeを活用すれば、合同会社の設立から日々の経理業務まで一貫して効率化することができます。

会計ソフトfreeeの特徴①:合同会社の設立にも対応したシンプルな操作性

クラウド会計ソフトfreeeは、2013年にリリースされて以来、シンプルな操作性と洗練されたデザインで急速に利用者数を伸ばしてきました。会社設立直後のスタートアップや合同会社においても、専門知識がなくても経理や税務を進めやすい点が大きな魅力です。実際、合同会社を設立したばかりの経営者が、freeeを使うことで会計や帳簿管理をスムーズにスタートさせています。

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会計ソフトfreeeの特徴②:合同会社設立から大企業まで幅広く対応

もともとfreeeは、個人事業主や中小規模の合同会社の設立・運営をサポートする目的で開発されました。会社設立後に必要となる経理作業を自動化し、効率よく管理できる点が高く評価されています。一方で現在では、上場企業や大企業でも決算・監査業務の効率化を狙ってfreeeを導入するケースが増えています。つまり、合同会社の設立段階から、会社が成長した後のフェーズまでfreeeを継続して活用できるのです。

会計ソフトfreeeの特徴③:設立サポートと人事労務freeeとの連携

freee株式会社は会計ソフトだけでなく、人事・労務分野をサポートする「freee人事労務」なども提供しています。

SoVa税理士ガイド編集部

給与計算や勤怠管理といった業務をfreeeと連携させることで、仕訳や経理処理が自動化され、大幅な効率化を実現可能です。

さらに、合同会社を設立する際には、法人登記に必要な書類作成をfreee上でサポートしてくれる機能も搭載されています。そのため、合同会社設立に必要な作業をワンストップで進められるのが大きな強みです。

freeeを使った合同会社設立とは

freeeは、日本で幅広く利用されているクラウド会計ソフトであり、特に合同会社を設立する際に便利な機能を多数提供しています。freeeを利用すれば、専門知識がなくてもオンライン上で合同会社の設立手続きをスムーズに完了でき、時間やコストを削減しながら効率的に会社経営をスタートすることが可能です。

SoVa税理士お探しガイド編集部

freeeを使った合同会社設立についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。

おすすめ記事:合同会社とは?特徴や設立するメリット・デメリットについて解説

freeeで合同会社設立をサポートする主な機能

freeeの会社設立サービスには、合同会社の設立を円滑に進めるための多彩な機能が揃っています。

  • 定款の自動作成:freeeの画面に会社情報を入力するだけで、合同会社設立に必要な定款を自動生成できます。
  • 印鑑登録の支援:合同会社の設立時に必要な会社印・代表者印を簡単に作成できます。
  • 法人登記サポート:合同会社を設立する際に必須となる法務局での登記に必要な書類作成をfreeeがサポートします。
  • 電子定款への対応:電子定款を作成することで、合同会社設立にかかる印紙代(通常4万円)を節約できます。

これらの機能により、合同会社を設立する際に必要となる煩雑な書類作成や提出作業を効率化でき、設立準備にかかる負担を大幅に軽減できます。

freeeの最大の魅力は、合同会社を設立する初心者でも直感的に操作できるシンプルさです。

SoVa税理士ガイド編集部

画面の指示に従って必要な情報を入力すれば、合同会社の設立に必要な書類が自動で完成します。

難しい会計や法律の知識がなくても、freeeを利用すれば設立に必要な工程を短時間で進められるため、初めての起業でも安心です。

freeeを使った合同会社のメリット

freeeを利用して合同会社を設立すると、他の方法と比べて大きなメリットがあります。司法書士や行政書士に依頼する場合と異なり、コストを抑えつつ、自分で簡単に合同会社を設立できるのがfreeeの強みです。ここでは、freeeを使って合同会社を設立する具体的なメリットを4つご紹介します。

freeeを使って合同会社を設立するメリット①:時間とコストを大幅に節約できる

freeeを利用すれば、合同会社を設立する際にかかる時間とコストを大幅に削減できます。特に電子定款に対応しているため、通常4万円の印紙税が不要になります。また、法務局提出用の書類も自動で作成されるため、合同会社設立に必要な手続きを効率的に進められます。

SoVa税理士ガイド編集部

司法書士や行政書士に依頼する場合と比べて手数料を抑えられる点も大きな魅力で、起業時の初期費用を節約したい方に最適です。

freeeを使って合同会社を設立するメリット②:電子定款対応でコスト削減

freeeを利用することで、合同会社設立に必要な電子定款を作成できます。電子定款を利用すれば、紙の定款作成時に発生する4万円の印紙代を節約可能です。さらに、PDF形式で作成・電子署名を付与するため、印刷費や郵送費も不要となり、合同会社設立をオンラインで完結させることができます。

freeeを使った合同会社設立に関するおすすめ記事:サラリーマンが会社設立freeeを使って実際に起業してみた

freeeを使って合同会社を設立するメリット③:簡単な操作でミスを防げる

通常、合同会社を設立する際に必要な書類は複雑で、初めての起業家にとっては難解です。しかし、freeeでは画面のガイドに従って情報を入力するだけで、合同会社設立に必要な書類を自動生成できます。さらに、法務局提出前に内容を自動チェックする機能があり、入力漏れや誤りを防げるため、書類が差し戻されるリスクを減らせます。

freeeを使って合同会社を設立するメリット④:設立後の会計業務とシームレスに連携

freeeは合同会社の設立だけでなく、クラウド会計ソフトとしての機能も充実しています。設立時に入力した情報をそのまま会計業務に反映できるため、合同会社設立後の経理処理や経費管理をスムーズに進められます。

経理の知識が不足している起業直後でも、freeeの会計機能を活用することで負担を軽減し、事業の成長に集中することができます。

freeeを使った合同会社のデメリット

freeeを利用して合同会社を設立することには多くのメリットがありますが、一方で注意すべきデメリットも存在します。合同会社を設立する際にfreeeを使うと便利な点が多いものの、必ずしもすべてのケースに適しているわけではありません。ここでは、freeeを使って合同会社を設立する際に考慮すべき主なデメリットについて解説します。

freeeを使って合同会社を設立するデメリット①:すべての手続きを自分で行う必要がある

freeeを利用して合同会社を設立する場合、書類作成や電子定款の作成などは効率的に進められるものの、実際の登記申請や法務局への提出は自分で行わなければなりません。完全に代行してくれるサービスではないため、合同会社設立に不安がある方や初めて設立する方にとっては、専門家に依頼するほうが安心できる場合もあります。

SoVa税理士ガイド編集部

freeeを使った合同会社設立についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。

おすすめ記事:自分一人で合同会社を設立するには?用意する書類から必要手続きまで解説

特殊な定款や株式関連の規定など、freeeでは対応しきれないケースでは司法書士や行政書士のサポートが必要です。

freeeを使って合同会社を設立するデメリット②:特殊な事業形態には対応できない

freeeは一般的な合同会社や株式会社の設立に強みがありますが、外資系企業や複雑な設立要件を持つ合同会社など、特殊な事業形態の設立には対応が難しい場合があります。例えば、複数拠点を前提とした合同会社設立や、海外投資家を含む合同会社設立では、freeeの標準的な機能では不十分になることがあります。このような場合には、司法書士や行政書士に直接相談する必要があります。

freeeを使って合同会社を設立するデメリット③:設立後のサポートは限定的

freeeを利用すると合同会社の設立手続き自体はスムーズに行えますが、設立後の税務署への届出や社会保険加入などの手続きは基本的に自分で進める必要があります。

freeeを使って合同会社設立をする際に気をつけておきたい注意点

税理士
        _依頼_おすすめの注意点

合同会社を設立した後もfreeeの会計機能を活用できますが、税務や労務の実務対応まではカバーしきれません。

そのため、設立後の運営に不安がある場合は、税理士や社労士と連携して進めることが重要です。

freeeを使って合同会社を設立するデメリット④:クラウド利用に伴う情報管理リスク

freeeはクラウドサービスであるため、合同会社設立に関わる重要なデータや個人情報はオンラインで管理されます。これにより利便性が高まる一方で、情報漏洩やプライバシーに関するリスクを考慮する必要があります。freee自体は高いセキュリティ基準を備えていますが、利用者側も定期的なパスワード変更や二段階認証などを行い、合同会社設立時に入力する情報を安全に管理することが求められます。

会社設立freeeの費用

合同会社を設立する際にfreeeを利用すると、サービス利用料が基本的にかからない点が大きな特徴です。freeeのプラットフォームを通じて、合同会社設立に必要な定款や登記書類を作成・出力することが無料で可能です。そのため、合同会社設立にあたり余計な手数料を支払うことなく、効率的に準備を進められます。

ただし、合同会社を設立するために必要な法定費用は通常通り発生します。例えば、合同会社の設立では登録免許税として6万円が必須です。株式会社を設立する場合には、最低でも15万円の登録免許税がかかるほか、公証人による定款認証手数料として約5万円、さらに紙の定款を使う場合は4万円の収入印紙代も必要となります。

一方、freeeは電子定款に対応しているため、この印紙代4万円を節約できる点が大きなメリットです。

SoVa税理士ガイド編集部

つまり、freeeを使って合同会社を設立する場合、ツール利用料は無料である一方、法務局や公証人に支払う法定費用は従来通り必要になるため、事前に準備しておくことが重要です。

合同会社設立においてfreeeを活用すれば、費用面での負担を抑えつつスムーズに起業をスタートできます。無料サービスを賢く使いながら、必要な実費はきちんと把握しておきましょう。

まとめ

会計ソフトfreeeを使えば、合同会社の設立をスムーズかつ低コストで進めることが可能です。定款の自動作成や電子定款対応、登記書類のサポートなど、freeeには合同会社設立を効率化する多くの機能が備わっています。

ただし、すべての手続きを自分で行う必要があることや、特殊な事業形態の設立には対応が難しいといったデメリットも理解しておく必要があります。費用面ではfreee自体の利用料は無料である一方、合同会社設立には登録免許税などの法定費用が発生する点にも注意しましょう。

freeeを上手に活用すれば、合同会社設立のハードルを大きく下げ、スムーズにビジネスをスタートさせることができます。

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