個人事業主にビジネスカードはいらない？メリット・デメリット、おすすめカードも紹介

「個人事業主にビジネスカードはいらない」という声を耳にすることがあります。確かに、売上規模が小さい個人事業主や経費の少ないフリーランスにとって、わざわざビジネスカードを作る必要があるのか疑問に感じる方も多いでしょう。しかし実際には、ビジネスカードは単なる決済手段ではなく、経理効率化や資金繰りの改善、信用力アップなど、個人事業主にとって大きなメリットをもたらす存在です。単純にいらないと決めつけてしまうのはもったいない選択といえるでしょう。

併せて、個人事業主に本当におすすめできるビジネスカード7選を厳選して紹介していきます。

個人事業主としてこれから開業する方から、すでに活動中の個人事業主の方まで、ビジネスカードがいるのかいらないのか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

個人事業主にビジネスカードはいらないと言われる背景

個人事業主として事業を始めるとき、「ビジネスカードを作るべきか」「いらないのでは？」と迷う方は多いです。確かに、個人事業主にとってビジネスカードは必須ではなく、開業前の段階では現金や個人のクレジットカードで十分に事業を回せるケースもあります。

そのため、「個人事業主にビジネスカードはいらない」と言われることがありますが、これはあくまで事業の規模や取引内容によるもので、一概に間違いとは言えません。

ビジネスカードの基本的な特徴

ビジネスカードとは、法人カードの一種であり、個人事業主や中小企業の事業者向けに提供されているクレジットカードです。

ビジネスカードの主な特徴としては以下の通りです。

• 利用限度額が個人カードより高めに設定されている

• 従業員カードを複数発行できる
• ビジネス関連の優待やサポートサービスが充実している
• 経費処理を自動で管理できる機能を持つカードもある

これらビジネスカードの特徴は、いらないと感じるどころか経費の多い個人事業主や従業員を抱える事業主にとって大きなメリットになります。

しかし、ビジネスカードの特典を活用する機会が少ない事業内容の個人事業主の方であれば、「ビジネスカードは自分にはいらない」と感じても不思議ではありません。

個人事業主にビジネスカードはいらないと言われる主な理由

個人事業主にビジネスカードがいらない理由1. 経費が少なく、現金取引が中心のため

個人事業主にビジネスカードがいらない理由1つ目は、経費が少なく、現金取引が中心の個人事業主のケースです。

たとえば、フリーランスのデザイナーやライターなどは、主な経費が通信費やソフトウェア代に限られることが多く、個人カードで十分に対応できる場合があります。

現金取引が中心でクレジットカードを使う機会が少ない個人事業主にとっては、わざわざビジネスカードを作る必要がなく、「いらない」と判断されやすいのです。

個人事業主にビジネスカードがいらない理由2. クレジットカード決済ができない取引先が多い

個人事業主にビジネスカードがいらない理由2つ目は、クレジットカード決済ができない取引先が多い場合です。

たとえば、建設業や農業、地域密着型のサービス業などでは、取引先が現金や振込による支払いを求める場合が多く、ビジネスカードを使う機会が限られます。

個人事業主にビジネスカードがいらない理由3. 審査が面倒、または通りにくいと感じる

個人事業主にビジネスカードがいらない理由3つ目は、ビジネスカードの審査が理由です。個人事業主がビジネスカードを作る際にネックとなるのが「審査」です。

このような背景から、「審査なしで作れるビジネスカードがないなら、いらない」と考える個人事業主の方も多いのです。ただし最近では、開業前の個人事業主でも作りやすい審査基準のゆるいおすすめのビジネスカードも増えています。

個人事業主にビジネスカードがいらない理由4. 個人カードで十分対応できる

個人事業主にビジネスカードがいらない理由4つ目は、個人カードで十分対応できる点です。個人事業主の中には、もともと利用している個人クレジットカードを事業用として併用している方も多くいます。

特に1人で事業を運営している個人事業主の方の場合、複数のビジネスカードを管理する手間を考えると「いらない」という結論に至ることもあります。

個人事業主にビジネスカードがいらない理由5. ポイントや特典を重視しない場合

個人事業主にビジネスカードがいらない理由5つ目は、ポイントや特典を重視しないケースです。

しかし、「ポイントを貯めることに興味がない、還元はいらない」「付帯サービスを使う機会がないからいらない」という個人事業主にとっては、ビジネスカードのメリットを実感しにくいでしょう。ビジネスカードの特典を活用しないのであれば、年会費を払う意味がないと感じ、「ビジネスカードはいらない」という結論になります。

個人事業主にビジネスカードはいらないに関連する記事：個人事業主がクレジットカードを分けていないとどうなる？ 分けるメリットや仕訳方法を解説

以上、個人事業主にビジネスカードはいらないと言われる背景を解説しました。「個人事業主にビジネスカードはいらない」と言われる背景には、事業規模の小ささ、現金取引の多さ、審査への不安、個人カードでの代用、特典を使わないといった現実的な理由があります。

確かに、すべての個人事業主にとってビジネスカードが必要というわけではありません。

次章では、個人事業主の方に”いらない”と思われがちなビジネスカードのデメリットを、もう少し具体的に解説していきます。

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット

個人事業主が「ビジネスカードはいらないのでは？」と考える理由は人それぞれです。開業前にコストを抑えたい、経費が少ない、あるいは審査がいらないビジネスカードを今すぐ作りたいという事情がある個人事業主の方も多いでしょう。

年会費や支払い方法、会計処理、審査のハードルなど、開業前の方や実務で悩む個人事業主が「いらない」と判断しやすいポイントを、わかりやすく解説します。ビジネスカードの導入を検討する際の判断材料としてご活用ください。

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット1．年会費のコスト負担

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット1つ目は、年会費のランニングコストが負担になることです。

個人カードには年会費無料の選択肢が多いため、初めて事業を始める開業前の人や利益率が低い個人事業主にとっては「いらない」と感じる大きなデメリットポイントになります。

特に個人事業主として開業する前で売上が不安定な時期は、年会費が圧迫要因になりやすく、簡単に手に入る審査なしレベルの個人向けの無料カードに流されがちです。

個人事業主にビジネスカードはいらないに関連する記事：個人事業主にビジネスカードはいらないという人は損してる！作るメリットや注意点を解説

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット2．支払い方法が制限される

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット2つ目は、支払い方法が制限されることです。

資金繰りが厳しい局面で分割やリボが使えないと、支払いを一括で負担する必要があり、短期的に資金ショートのリスクが高まります。

とはいえ、カードごとに対応状況は異なるため、ビジネスカードを申し込む前に支払方法の選択肢の幅を確認することが重要です。

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット3．経理・青色申告の手間が増える

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット3つ目は、経理・青色申告の手間が増えることです。

個人カードと事業用カードを混在して使うと、仕訳で「事業主借」「事業主貸」を使い分ける必要が出てきて、青色申告の複式簿記では特に手間が増えるため、いらないと思う要素の一つです。

こうした作業負担を嫌って「ビジネスカードはいらない」と判断する個人事業主も少なくありません。

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット4．開業前や実績乏しいと審査で不利になること

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット4つ目は、開業前や実績乏しいとビジネスカード審査で不利になることです。

個人事業主として開業する前や開業直後で売上実績がない場合、ビジネスカード審査に落ちる可能性があります。

そのため、審査基準が緩やかな個人事業主向けビジネスカードや審査がいらない選択肢がおすすめされる場面もあります。

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット5．カード管理・セキュリティの負担

いらない？個人事業主がビジネスカードを持つデメリット5つ目は、カード管理・セキュリティの負担です。

複数枚のビジネスカード明細を監視し、不正利用が発生した際の対応も個人事業主が自分で行わなければならないケースが多く、こうしたデメリットから「ビジネスカードは負担になるからいらない」と感じる個人事業主の方もいます。

以上、いらない？個人事業主がビジネスカードを持つ5つのデメリットを解説しました。個人事業主にとってビジネスカードは万能のツールではなく、年会費や支払い方法の制約、経理処理の複雑さ、開業前の審査ハードルといった”いらない”と感じるデメリットが存在します。

これらビジネスカードを持つデメリットを理由に「いらない」と判断するのは合理的な選択とも言えますが、逆に必要な場面も多いため、個人事業主として開業する前でも比較的作りやすいおすすめのビジネスカードを調べたうえで、自分の事業規模や資金繰り、会計処理能力に合った判断をすることをおすすめします。

次の章では、個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリットを詳しく解説していきます。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット

開業したばかりの個人事業主や経費が少ない事業主にとって、ビジネスカードの必要性を感じにくい場面はあるでしょう。そのため、個人事業主にビジネスカードはいらないと思っている人も多いかもしれません。しかし実際には、ビジネスカードはいらないどころか個人事業主の経営を支える非常に強力なツールです。

個人事業主がビジネスカードを導入することで、経費管理の効率化、節税対策、信用力の向上など、事業運営における多くのメリットが得られます。「いらない」と感じていた個人事業主でも、実際に使ってみるとその便利さを実感するケースが多いのです。

これから個人事業主として開業する方や、すでに事業を運営中の個人事業主の方も、ぜひ参考にしてみてください。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット1．ビジネスに役立つ付帯サービスや優待特典が豊富

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット1つ目は、個人事業主のビジネスに役立つ付帯サービスや優待特典が豊富な点です。

たとえば、以下のようなサービスが代表的です。

• 出張時の国内・海外旅行保険
• 空港ラウンジの無料利用
• コワーキングスペースや会議室の割引
• 経営相談やコンサルティングサービス
• 福利厚生代行サービス

とくに出張が多い人や、クライアントとの打ち合わせが頻繁な事業主にとっては、コスト削減と利便性の両方を得られる点が魅力です。

「ビジネスカードはいらない」と思っている個人事業主でも、これらの特典を活用することで、日常の業務がスムーズになり、ビジネスチャンスの拡大にもつながるでしょう。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット2．経費の利用状況を簡単に把握できる

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット2つ目は、経費の利用状況を簡単に把握できることです。

個人事業主の方がビジネスカードを使えば、毎月の明細で「いつ」「どこで」「何に」支出したかが一目でわかります。

紙の領収書や現金払いの記録を手入力する手間がいらない状態になり、税務申告や帳簿作成もスムーズになります。さらに、多くのビジネスカードは会計ソフトと連携できるため、経費処理が自動化されます。

個人事業主にはいらないと思っていたビジネスカードを持つことで経理業務に時間を取られずに、本業に集中できるのは個人事業主にとって大きなメリットです。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット3．ビジネスとプライベートの支出を明確に分けられる

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット3つ目は、ビジネスとプライベートの支出を明確に分けられることです。個人事業主の場合、事業とプライベートの資金が混ざりがちです。

個人事業主の方がビジネスカードを使えば、事業関連の支払いだけをまとめて管理できるため、経費と私的支出をはっきり区別できます。

個人事業主にはいらないと思っていたビジネスカードが、経理トラブルを防ぐ頼もしい存在になるでしょう。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット4．利用限度額が高く、大きな支払いにも対応できる

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット4つ目は、利用限度額が高く、大きな支払いにも対応できることです。ビジネスカードは、個人カードに比べて利用限度額が高く設定されていることが多いです。

個人カードでは限度額が足りずに分割支払いになったり、現金振込を求められることもありますが、ビジネスカードならそのような心配がいらないのです。

結果的に、ビジネスカードを導入することで個人事業主の事業全体の資金繰り改善にもつながるのです。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット5．追加カードの発行で経費管理がラクになる

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット5つ目は、追加カードの発行で経費管理がラクになることです。

追加カードを使えば、経費の支払いをそれぞれのスタッフが行っても、明細を一元管理できます。

個人事業主の方の経理業務の手間が減り、会計処理の正確性も高まります。

従業員を抱える個人事業主や、チームで事業を進めている方には特に便利な仕組みです。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット6．信用力の向上につながる

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット6つ目は、信用力の向上につながることです。

ビジネスカードを発行している金融機関は、利用履歴や支払い実績をもとに信用情報を蓄積します。

この実績が積み重なれば、将来的に融資を受ける際や法人化を目指すときにプラスの評価となります。

「ビジネスカードはいらない」と考えていた個人事業主ほど、この信用構築のメリットを実感しやすいでしょう。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット7．経費管理ソフトとの連携で作業効率がアップ

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット7つ目は、経費管理ソフトとの連携で作業効率がアップすることです。ビジネスカードの多くは、freeeやマネーフォワードなどの会計ソフトと自動連携できます。

経費精算や帳簿づけの時間を削減でき、税理士との連携もスムーズになります。経理作業の効率化は、個人事業主にとって時間的な余裕を生み、本業に集中できる環境を整えてくれます。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット8．節税効果が高まる

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット8つ目は、節税効果が高まることです。ビジネスカードの利用明細を活用すれば、経費の漏れがなくなり、正確な経費計上が可能です。

また、ビジネスカードで決済すれば支出の証拠が明確に残るため、税務調査時にも経費として認められやすくなります。

現金払いでは領収書の管理が煩雑になりがちですが、ビジネスカードを使うことで記録が自動的に残り、税務処理の信頼性もアップします。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット9．ポイント還元でコスト削減

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット9つ目は、ポイント還元でコスト削減につながる点です。ビジネスカードの中には、利用金額に応じてポイント還元があるビジネスカードも多く存在します。

貯まったポイントを経費精算に回したり、商品券やマイルに交換することも可能。個人事業主にとっては、実質的なコスト削減にもつながります。

「ビジネスカードはいらない」と思っていた方も、このような還元制度を知ると考えが変わるかもしれません。

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット10．将来的な法人化にも役立つ

個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！持つメリット10個目は、将来的な法人化にも役立つことです。

法人カードを申請するときに、ビジネスカードでの利用実績が信用材料となり、審査がスムーズになることもあります。

以上、個人事業主にビジネスカードいらないはウソ！ビジネスカードを持つ10のメリットを解説しました。

個人事業主にとって、ビジネスカードは「いらない」ものではなく、むしろ「事業を成長させるための必需品」といえます。

個人事業主がビジネスカードを持つことで、

• 経費管理の効率化
• 節税効果

• 信用力アップ
• 利便性・特典の活用

といった多くのメリットが得られます。事業をスムーズに運営したい個人事業主は、”いらないもの”と決めつけず、あなたの事業に合ったビジネスカードを検討してみてください。

次の章では、個人事業主におすすめのビジネスカードを厳選紹介していきます。

個人事業主向けビジネスカードおすすめ7選

「個人事業主にビジネスカードはいらない」と考える人もいますが、実際には、経費精算やキャッシュフローの効率化に大きく貢献するのがビジネスカードです。
個人事業主にとっていらないと思われがちなビジネスカードは、事業とプライベートの支出を明確に分けることができ、会計作業をスムーズにするだけでなく、ポイントやマイル還元などによって経費削減にもつながります。

ビジネスカードと一口にいっても、年会費・特典・発行スピード・ポイント還元率などはカードごとに大きく異なります。

「どのビジネスカードを選べばよいかわからない」「ビジネスカードは本当にいる？いらない？」と迷っている個人事業主の方は、ぜひ参考にしてください。

個人事業主向けおすすめビジネスカード7選比較一覧表

個人事業主向けビジネスカードおすすめ1選目
セゾンプラチナビジネスアメックス

出典：セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カード

個人事業主向けビジネスカードおすすめ1選目は、セゾンプラチナビジネスアメックス（正式名称：セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード）です。

セゾンプラチナビジネスアメックスは、経費管理・マイル還元・接待など幅広く活用できるビジネスカードとして個人事業主をはじめフリーランスの方にも支持されています。

基本情報

• 年会費：33,000円（税込）※初年度無料
• 還元率：0.5%
• 利用限度額：一律の上限なし
• 国際ブランド：アメリカン・エキスプレス

• 旅行傷害保険：国内5,000万円／海外1億円
• ETCカード：5枚まで無料
• 追加カード：3,300円（税込）
• 発行スピード：最短3営業日

個人事業主向けビジネスカード！セゾンプラチナビジネスアメックスのおすすめポイント

• コンシェルジュサービスが24時間対応
• プライオリティ・パス「プレステージ」会員資格付き
• JALマイルの還元率が最大1.125％
• 永久不滅ポイント対応でポイントが失効しない
• プライベート用カードも年会費無料で追加発行可能

セゾンプラチナビジネスアメックスは、経費支払いに使うだけでなく、ビジネスシーンを格上げしてくれる一枚です。
「ビジネスカードはいらない」と思っていた個人事業主も、手厚い特典内容に満足するケースが多いです。

個人事業主向けビジネスカードとしておすすめの「セゾンプラチナビジネスアメックス」は、マイルを効率的に貯めたい人、経費処理をスマートに行いたい人に最適なビジネスカードです。

個人事業主向けビジネスカードおすすめ2選目
アメックスビジネスゴールド

出典：アメックスビジネスゴールド

個人事業主向けビジネスカードおすすめ2選目は、アメックスビジネスゴールド（正式名称：アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード）です。

「ビジネスカードはいらない」と考えていた個人事業主でも、ステータス性や信頼性を重視する人には欠かせない1枚といえるでしょう。

基本情報

• 年会費：49,500円（税込）
• 還元率：0.3～1.0％
• 国際ブランド：アメリカン・エキスプレス
• 旅行傷害保険：海外1億円／国内5,000万円

• ETCカード：無料（20枚まで）
• 追加カード：13,200円（税込）
• 発行期間：約5週間

個人事業主向けビジネスカード！アメックスビジネスゴールドのおすすめポイント

• メタルカード仕様で高ステータス

• 国内対象ホテルの無料宿泊特典（ビジネス・フリー・ステイ・ギフト）
• レストラン優待（1名分無料）
• 一律の利用上限なしで柔軟に利用可能
• 旅行傷害保険が充実

参照：ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン

個人事業主におすすめのビジネスカード”アメックスビジネスゴールド”は「見栄え」と「実用性」を兼ね備えています。

特にステータス重視の個人事業主に最適なビジネスカードで、高額な年会費に見合うだけの特典と信頼性があり”いらない”どころかなくてはならない存在になるビジネスカードのひとつです。

個人事業主向けビジネスカードおすすめ3選目
ダイナースクラブ ビジネスカード

出典：ダイナースクラブ ビジネスカード

個人事業主向けビジネスカードおすすめ3選目は、ダイナースクラブ ビジネスカードです。

また、利用限度額に上限がないため高額な支払いにも柔軟に対応できるだけでなく、ビジネスに役立つ特典やサービスも充実している点も個人事業主におすすめの魅力ポイントです。

基本情報

• 年会費：27,500円（税込）
• 還元率：0.3％～
• 国際ブランド：ダイナースクラブ

• 旅行傷害保険：国内・海外ともに最高1億円
• ETCカード：無料
• 追加カード：2枚まで無料

個人事業主向けビジネスカード！ダイナースクラブ ビジネスカードのおすすめポイント

• 接待向けレストラン優待「エグゼクティブ ダイニング」
• 名門ゴルフ場の優先予約サービス
• 税務・法務相談の初回無料特典
• クラウド会計ソフト「freee会計」優待

• 会員制ラウンジ利用可能

一方で年会費がやや高い点が”いらない”と敬遠されてしまうデメリットではありますが、ステータスとサービスのバランスは非常に優れています。

個人事業主向けビジネスカードとしておすすめのダイナースクラブ ビジネスカードは、信頼性を重視する個人事業主に最適な1枚といえるでしょう。

個人事業主向けビジネスカードおすすめ4選目
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド

出典：三井住友ビジネスオーナーズ ゴールド｜三井住友VISAカード

個人事業主向けビジネスカードおすすめ4選目は、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドです。

「年会費が高いビジネスカードはいらない」という個人事業主の方でも、条件を満たせば永年無料で利用できる点が魅力です。

基本情報

• 年会費：5,500円（税込）
• 還元率：0.5～2.0％
• 国際ブランド：VISA／Mastercard

• 旅行傷害保険：国内・海外ともに2,000万円
• ETCカード：無料
• 追加カード：18枚まで無料
• 発行スピード：最短3営業日

個人事業主向けビジネスカード！三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドのおすすめポイント

• 年間100万円利用で翌年以降の年会費永年無料
• 国内・海外の空港ラウンジ無料
• 10,000ポイントのボーナス特典

• 申込の際に決算書はいらない

このビジネスカードの年会費無料条件をクリアすれば、維持コストがいらない上に個人事業主のビジネスに役立つ充実した特典を享受できます。

個人事業主おすすめのビジネスカード「三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド」はコスパ重視の個人事業主の最有力候補となる1枚です。
初年度から活用すれば、長期的にお得なビジネスカードです。

個人事業主向けビジネスカードおすすめ5選目
楽天ビジネスカード

出典：楽天ビジネスカード公式ページ

個人事業主向けビジネスカードおすすめ5選目は、楽天ビジネスカードです。

参照：楽天プレミアムカード｜楽天カード

個人事業主が「ビジネスカードはいらない」と思う理由の一つに「使い勝手の悪さ」がありますが、楽天カードは個人と事業をしっかり分けつつポイントを高還元で貯められる利点があります。

基本情報

• 年会費：2,200円（税込）
• 還元率：1.0％（楽天市場利用時は最大5.0％）
• 国際ブランド：VISA

• 旅行保険：国内・海外5,000万円
• ETCカード：1枚無料

個人事業主向けビジネスカード！楽天ビジネスカードのおすすめポイント

• 楽天市場での高還元率（最大5.0％）
• プライオリティ・パス付帯（年間5回まで無料）
• 楽天プレミアムカードの特典併用
• 法人口座と個人口座を分けられる

楽天経済圏の個人事業主の方は、”いらない”と思っていると損してしまいますので注意が必要です。

また、経費支払いとプライベート利用を明確に分けたい個人事業主にもおすすめのビジネスカードです。

個人事業主向けビジネスカードおすすめ6選目
JCB Biz ONE

出典：JCB Biz ONE

個人事業主向けビジネスカードおすすめ6選目は、JCB Biz ONEです。

「ビジネスカードはいらない」と思う個人事業主の方でも、ポイントを効率的に貯めて経費削減に活用できる点で、個人事業主には非常に便利な1枚です。

基本情報

• 年会費：永年無料
• 還元率：1.0％～10.5％（優待店利用時）
• 国際ブランド：JCB

• 利用可能枠：最大500万円（審査あり）
• ETCカード：無料（1枚まで）
• 追加カード：対応なし
• 発行スピード：最短5分でデジタルカード発行

個人事業主向けビジネスカード！JCB Biz ONEのおすすめポイント

• 通常JCB法人カードの2倍のポイント付与

• Amazonやスターバックスなど優待店利用で最大21倍還元
• 申込に法人の本人確認書類がいらない
• 発行スピードが非常に早く、すぐに経費支払いに活用可能

「ビジネスカードはいらない」と考える個人事業主でも、ポイント還元だけで十分にメリットを感じられるでしょう。

個人事業主向けのビジネスカード”JCB Biz ONE”は、ポイント還元を最大化したい個人事業主におすすめ。

個人事業主向けビジネスカードおすすめ7選目
セゾンコバルトビジネスアメックス

出典：【公式】セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード｜SAISON COBALT AMEX

個人事業主向けビジネスカードおすすめ7選目は、セゾンコバルトビジネスアメックスです。

「ビジネスカードはいらない」と思う人でも、急な経費支払いやキャッシュフロー管理に役立つため、個人事業主にとって有用な選択肢です。

基本情報

• 年会費：永年無料

個人事業主にビジネスカードはいらないに関連する記事：個人事業主にビジネスカードはいらない？知っておくべきメリットとおすすめカード6選

• 還元率：0.5％（一部ビジネスサイトで4倍＝2.0％）
• 国際ブランド：アメリカン・エキスプレス
• 旅行傷害保険：なし
• ショッピング補償：月額300円で追加可能

• ETCカード：5枚まで無料
• 追加カード：9枚まで無料
• 発行スピード：3日～1週間程度
• 利用可能枠：一律の上限なし

個人事業主向けビジネスカード！セゾンコバルトビジネスアメックスのおすすめポイント

• 最短3営業日で発行可能、急ぎでも使える
• 永久不滅ポイントで期限を気にせずポイントを貯められる
• ビジネス向けサイト利用でポイント4倍
• 追加カード9枚まで無料で従業員の管理にも便利
• 支払い猶予が最長56日と柔軟

旅行傷害保険が付帯しない点は注意ですが、スピード発行と追加カード無料など、実務での利便性は高く評価できます。

スピード発行が可能で、年会費がいらない、ポイント活用を重視する個人事業主向けのビジネスカードとおすすめの1枚です。

以上、ビジネスカードはいらないと考えておられる個人事業主にもおすすめのビジネスカード7選を紹介しました。

個人事業主向けのおすすめビジネスカード7選を比較すると、それぞれ特徴や強みが異なります。
まとめると以下のようになります。

• セゾンプラチナビジネスアメックス：マイル還元とステータス重視、接待・出張が多い個人事業主に最適
• アメックスビジネスゴールド：ステータス性と宿泊・レストラン特典が魅力、出張多めの個人事業主向け

• ダイナースクラブ ビジネスカード：接待やゴルフ特典が豊富、信頼性重視の個人事業主におすすめ
• 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド：年会費コスパ重視、国内外ラウンジ利用可で初めてのビジネスカードにも最適
• 楽天ビジネスカード：楽天市場利用者におすすめ、経費とプライベートを分けて管理できる
• JCB Biz ONE：ポイント還元最重視、即日発行可能で急ぎの経費支払いにも便利
• セゾンコバルトビジネスアメックス：スピード発行・追加カード無料、コストを抑えつつ実務向き

特に今回紹介した7枚は、どれも個人事業主向けに利便性や特典を考慮して選定しており、目的に応じて最適な1枚を選ぶことが可能です。

次の章では、個人事業主にはいらないと言われがちなビジネスカードにまつわる疑問やよくある質問をQ&A形式で詳しく解説していきます。

個人事業主にいらない？ビジネスカードにまつわるQ&A

個人事業主として活動していると、「ビジネスカードは必要なのか」「いらないのでは？」と迷う場面があります。
確かに、経費精算やキャッシュフローの管理に便利な一方で、事業の内容や規模によっては「作ってもあまり使わない」「年会費が無駄になる」と感じる人も少なくありません。

ビジネスカードの審査やおすすめの選び方、開業前でも作れるのかなど、迷いを解消するポイントをわかりやすくまとめました。

Q. 個人事業主にビジネスカードはいる？いらない？

個人事業主がビジネスカードを必ず持たなければならないという決まりはありません。

そもそもビジネスカードとは、法人カードの一種です。法人カードには、次のように大きく2種類があります。

• 中小企業や個人事業主向けのビジネスカード
• 大企業や法人組織向けのコーポレートカード

＜ビジネスカードの主な特徴＞

• 利用限度額が高めに設定されている
• 従業員用の追加カードを発行できる
• ビジネスに特化した特典や優待が付帯している

これらビジネスカードの特典を使いこなせる個人事業主であれば持つ価値があります。

つまり、ビジネスカードは万能ではなく、人によっては「いらない」と判断しても問題ありません。

Q. 個人事業主がビジネスカードを選ぶときのポイントは？

個人事業主がビジネスカードを選ぶ際は、「審査対象」「還元率」「年会費」の3つを特に確認しておきましょう。

1. 個人事業主も対象としているか

ビジネスカードには「法人専用」と「個人事業主対象」の2タイプがあります。

ビジネスカードの審査では、個人の信用情報だけでなく、事業の売上や財務状況もチェックされます。
まだ実績が少ない開業初期の段階では、法人専用カードの審査に通りづらい傾向があります。

そのため、個人事業主を対象にしたカードなら、事業実績よりも個人の信用情報を重視してくれることが多く、通過の可能性が高まります。

2. ポイントやマイルの還元率

「仕入れや経費の支払いが多い」「出張や移動が多い」といった個人事業主の場合、還元率の高いビジネスカードを選ぶと効果的です。

一方で、飛行機を使う機会が少ない人や、ネット仕入れが少ない人にとってはマイル特典がいらない場合もあります。
自分の利用スタイルに合った特典内容を見極めることが大切です。

3. 年会費と特典のバランス

ビジネスカードは、年会費と付帯特典のバランスを見て選ぶのが基本です。

たとえば、空港ラウンジやコンシェルジュ特典があっても、出張がない個人事業主にとっては「いらない」と感じる特典です。

逆に、仕入れ・広告費・出張が多い人であれば、年会費以上のメリットを得られるケースもあります。
「自分に必要なサービスだけを得られるバランス」を意識して選びましょう。

Q. 個人事業主がビジネスカードを申し込むには？

1. 個人事業主も対象となっているビジネスカードを選ぶ
2. カード会社の公式サイトから申し込みを行う
3. 本人確認書類や確定申告書などを提出
4. 審査結果を待つ
5. 審査通過後にカード発行

具体的には、次のような内容を入力する場合があります。

• 屋号（事業名）
• 設立年月日または開業日
• 従業員数
• 業種・事業内容
• 年商や売上見込み

そうしたときは、開業前から申し込み可能で、審査がいらないカードを検討するとよいでしょう。
最近では、個人の信用情報を重視し、開業届提出前でも申し込めるカードも登場しています。

Q. ビジネスカードがいらない個人事業主の特徴は？

以下のような個人事業主はまだ”いらない”可能性が高く、ビジネスカードを持たなくても大きな支障はないといえるでしょう。

ビジネスカードがいらない個人事業主の特徴

• 経費の支払いがほとんど現金または個人カードで完結している
• 年会費を払ってまで得たい特典がない
• 会計ソフトで個人用カードと経費をすでに分けて管理できている
• 開業前でまだ支出が少ない段階

以上、個人事業主にいらない？ビジネスカードにまつわるQ&A解説でした。個人事業主にとって、ビジネスカードは「必ず必要なもの」ではありません。
確かに、経費管理の効率化やポイント還元などの利点がありますが、すべての個人事業主に向いているわけではなく、使い方次第では「いらない」と感じる場合もあります。

もし審査が不安であれば、審査なし・開業前から申し込めるカードを選ぶ方法もありますし、年会費無料のビジネスカードから試してみるのもおすすめです。

ビジネスカードをうまく使えば事業運営がスムーズになりますが、ムリに作る必要はありません。
「いまはまだいらないけれど、将来必要になるかもしれない」──そんな視点で、長期的に判断するのが賢い選択です。

まとめ

個人事業主にとって、ビジネスカードはいらないと思われがちですが、実際には事業の内容や規模によって必要性が大きく変わります。

たしかに、経費が少なく現金取引が中心の個人事業主にとっては、ビジネスカードは「いらない」と感じる場面もあるでしょう。しかし、支払いをカードでまとめて管理したい、仕入れや出張費の決済をスムーズにしたいという個人事業主には、ビジネスカードは強力なパートナーになり得る存在です。

また、ポイント還元やマイル特典など、事業に活かせる特典も豊富です。最近では、開業初期でも作りやすい審査のやさしいビジネスカードや、年会費無料のビジネスカードタイプも登場しており、個人事業主でも気軽に導入できるようになっています。

つまり、「個人事業主にはビジネスカードはいらない」と一概には言えません。

個人事業主のあなたの事業成長の段階や経費管理のスタイルに合わせて、いらないかどうかを見極めることが大切です。

自分に合ったビジネスカードを選べば、経営効率を大きく高めることができるでしょう。