etaxでの確定申告をするやり方は?事前準備や手順を解説!

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公開日:2025年5月

更新日:2025年5月22日

確定申告の時期になると、多くの人が気になるのがetaxのやり方です。etaxは国税庁が提供する電子申告システムで、自宅からでも手軽に確定申告ができる便利なサービスです。しかし、初めて利用する場合は、etaxのやり方や事前準備に戸惑う方も少なくありません。

この記事では、そもそもetaxとは何か、どのような手続きができるのかを整理したうえで、etaxを使った確定申告のやり方を詳しく解説します。スマホやパソコンから簡単に申告を完了させるための具体的な手順や、etaxのやり方に関するよくある質問まで、初めての方にもわかりやすくまとめています。

ぜひetaxで確定申告に挑戦してみようか悩んでいる方は参考にしてみてください。

etaxとは

etax(イータックス)とは、インターネットを通じて国税に関するさまざまな手続きを行えるシステムで、正式名称は「国税電子申告・納税システム」です。etaxを使えば、自宅にいながら確定申告や納税などの手続きがオンラインで完了できるため、多くの人がそのやり方を知っておくと便利です。

etaxは、事業所得や不動産所得がある個人事業主やフリーランスだけでなく、確定申告が必要な給与所得者、法人など幅広い人に利用されています。特に、etaxのやり方をマスターしておけば、税務署に行く手間を省け、申告作業も効率化できます。

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また、etaxは、インボイス発行事業者である小規模事業者を対象とした「2割特例」にも対応しています。2023年1月からは、青色申告決算書や収支内訳書を「確定申告書等作成コーナー」で作成した場合に限り、スマホからでもetaxを使って確定申告が可能になりました。スマホで申告するやり方としては、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」や、etax対応の会計ソフトで書類を作成し、etaxを通じて提出する方法があります。

etaxのやり方に関するここがポイント!

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さらに、2024年1月以降は、etaxとマイナポータルの連携機能が拡充され、源泉徴収票、国民年金基金掛金、iDeCo、小規模企業共済掛金などの情報が自動入力されるようになりました。

これにより、etaxのやり方がより簡単・便利になり、入力ミスの防止や申告時間の短縮にもつながります。

etaxで出来る手続き

etaxでは、国税に関するさまざまな手続きを自宅やオフィスからオンラインで行うことができます。etaxを活用するやり方を知っておくことで、税務署に出向いたり書類を郵送したりする手間を省けるため、確定申告や納税に関する事務的負担を大きく軽減できます。

SoVa税理士ガイド編集部

etaxでの確定申告のやり方についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

おすすめ記事:e-Tax(電子申告)で確定申告をするやり方とは? スマホでの流れや必要書類を解説

etaxで対応できる主な手続き

  • 電子申告(確定申告・還付申告など)
  • 電子納税(各種国税の納付)
  • 開業届や青色申告承認申請書などの申請・届出
  • 各種証明書の交付請求

これらの手続きはすべてetaxで完結でき、やり方さえ理解すれば非常にスムーズに進められます。

etaxでの電子申告

etaxを使えば、確定申告をはじめとした各種申告書類をオンラインで提出することができます。確定申告のやり方としては、確定申告書・青色申告決算書・収支内訳書・帳簿類などをデータで作成し、etaxを通じて送信します。

etaxで対応可能な電子申告の種類

  • 所得税の確定申告
  • 相続税の申告
  • 贈与税の申告
  • 法人税の確定申告
  • 消費税の申告
  • 酒税の申告
  • 間接諸税の申告

また、給与所得者が年末調整で控除を受けられなかった場合の還付申告も、etaxで簡単に行えます。さらに、源泉徴収票や保険料控除証明書など一部の添付書類の提出を省略できるのもetaxのメリットです。

etaxでの電子納税

税金の納付もetaxを使えば、オンライン上で完結できます。所得税・法人税・消費税などの国税は、etaxの電子納税機能を活用して納めることができます。

ただし、住民税などの地方税はetaxでは対応しておらず、「eLTAX(地方税共通納税システム)」を利用する必要があります。

電子納税のやり方と準備

  • ダイレクト納付:etax利用開始届出書を税務署へ提出し、登録完了後に直接口座から納税。書面提出は約1ヶ月、オンライン提出なら約10日かかるため、早めの準備が必要です。
  • インターネットバンキング方式:利用中の銀行がetaxに対応しているか事前確認が必要です。「Pay-easy」サイトで対応金融機関をチェックしましょう。

それぞれのやり方に応じた準備を進めることで、納税もスムーズに行えます。

etaxでの開業届や青色申告承認申請書の申請

etaxで確定申告をする際はここがポイント!

税理士_依頼_おすすめのポイント

青色申告を行うには、開業届と青色申告承認申請書の提出が必要ですが、これらもetaxを使ってオンラインで提出可能です。提出期限はその年の3月15日までなので、etaxでの提出やり方を早めに確認しておきましょう。

etaxでは、申請や届出に必要な添付書類を画像データで送信できる場合があります。ただし、すべての書類が画像提出に対応しているわけではないため、対応状況を事前に確認することが大切です。

また、納税地の異動届や法定調書、納税証明書の交付請求などもetaxで申請できます。詳細はetax公式サイトの「申請・届出手続」ページを確認してください。

その他のetax活用方法とやり方

etaxは、確定申告や納税にとどまらず、以下のような追加手続きも可能です。

  • 所得税の更正の請求
  • 納税の猶予申請
  • 納税証明書の交付請求

たとえば、確定申告のミスに気づいたときの訂正や、納付期限の延長が必要な場合も、etaxのやり方を知っておけばWeb上で対応可能です。

また、住宅ローン・補助金・助成金の申請時に必要な納税証明書の交付もetaxで手続きできます。窓口へ行かずに済むので、非常に効率的です。

etaxでの確定申告のやり方に関するおすすめ記事:e-Tax(イータックス)での確定申告のやり方は?受付はいつから?

etaxを使った確定申告のやり方

etaxを利用して確定申告を行うやり方には、主に4つの方法があります。自分にとって最も使いやすいやり方を選ぶことが、スムーズな電子申告の第一歩です。以下に、それぞれのやり方とメリット・デメリットを比較しながら解説します。

やり方 提出方法 メリット デメリット
etax対応の会計ソフトを使うやり方 ソフトで作成・送信まで完結 書類作成からetaxでの提出まで一括で対応可能 etax対応ソフトの導入が必要
etaxと非対応会計ソフトを併用するやり方 会計ソフトで作成後、etaxで送信 既存ソフトで作成できる etax用に別途登録・操作が必要
スマホで国税庁サイトを使うやり方 国税庁スマホサイト → etax(SP版) スマホだけで確定申告が完結可能 帳簿作成・集計は別途必要
PCで国税庁サイトを使うやり方 国税庁PCサイト → etax送信 会計ソフト不要で書類作成可能 サポートが限られ帳簿作業が手間

やり方①:etax対応の会計ソフトを使ったやり方

etaxに対応した会計ソフトを使えば、帳簿の記帳・確定申告書の作成・電子申告までをワンストップで行えます。確定申告のやり方としては最も手間が少なく、効率的です。

etaxでの提出方法は、各会計ソフトのマニュアルに記載されている手順に従うやり方が基本です。スムーズに進めるには、事前にetax利用登録とソフトの連携設定を済ませておきましょう。

やり方②:会計ソフトとetaxを併用するやり方

etaxに非対応の会計ソフトを使用している場合は、確定申告書を会計ソフトで作成した後、そのデータをetaxに登録して送信するやり方になります。

この場合のやり方としては、以下の手順で進めます。

STEP①:会計ソフトで確定申告書を作成
STEP②:etaxソフトまたは国税庁の「確定申告書等作成コーナー」でデータを取り込み
STEP③:etaxで電子申告を実施

SoVa税理士お探しガイド編集部

将来的に電子申告を毎年行う予定がある場合は、etaxに対応した会計ソフトへの切り替えも検討しましょう。

やり方③:スマホを使ったetaxのやり方

2023年からは、スマホでのetax利用がより便利になりました。スマホだけで青色申告決算書や収支内訳書の作成・申告ができるようになっています。

スマホでetaxを使うやり方のステップ

  1. 国税庁の「確定申告書等作成コーナー(スマホ版)」にアクセス
  2. マイナンバーカードと読み取り対応スマホを用意
  3. 「マイナポータルアプリ」をインストールして連携
  4. 作成後、「etaxソフト(SP版)」を使って申告を送信

このやり方なら、PCがなくてもetaxで確定申告が完了します。

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やり方④:パソコンでetaxを使うやり方

パソコンからetaxで確定申告を行うやり方も、多くの人に利用されています。PC操作に慣れている方や、画面の大きい環境でじっくり作業したい方に向いています。

PCでのetax申告のやり方

  1. 国税庁の「確定申告書等作成コーナー(PC版)」にアクセス
  2. 帳簿や収支情報を入力して申告書を作成
  3. etaxソフトまたはブラウザ連携で送信

パソコンで作成したデータは、利用者識別番号を登録済みであれば、etaxにスムーズに送信できます。

etaxを利用して確定申告をする具体的なやり方

etaxで確定申告を行うやり方は、利用する方法によって異なります。ここでは、マイナンバーカードとICカードリーダー/ライターを使用してetaxを活用するやり方を、ステップごとに詳しく解説します。

会計ソフトを利用すれば、多くの手続きをソフト内で完結できますが、ここではetaxを使って自力で確定申告を行う基本的なやり方に焦点を当てます。

やり方のステップ①:etaxを利用するための必要な機材を揃える

まずは、etaxで申告するために必要な機材を準備するやり方を確認しましょう。以下の3点が最低限必要です。

etaxに必要な機材

  • マイナンバーカード
  • パソコン、スマートフォン、またはタブレット
  • (パソコン使用の場合)ICカードリーダー/ライター またはマイナンバーカード対応のスマートフォン

これらが揃っていないと、etaxを使った確定申告のやり方を進めることができないため、事前準備が重要です。

SoVa税理士ガイド編集部

etaxでの確定申告のやり方についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。

おすすめ記事:e-Tax(イータックス)でスマホから確定申告!やり方や必要な書類

やり方のステップ②:etaxで確定申告書を作成する

機材の準備が整ったら、確定申告書を作成するやり方に進みます。以下の手順で行います。

  • 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセス
  • 「マイナンバーカード方式」または「ID・パスワード方式」でログイン
  • 画面に従って必要事項を入力

SoVa税理士ガイド編集部

マイナンバーカード方式を選ぶと、マイナポータルと連携して控除証明書などの情報が自動入力され、etaxでの確定申告のやり方がより簡単になります。

会計ソフトを使用している場合は、ソフト上で申告書を作成し、そのままetaxへ連携するやり方も可能です。

やり方のステップ③:作成した申告書をetaxに連携して送信する

申告書の作成が完了したら、次はetaxに連携してデータを送信するやり方です。

  • 「確定申告書等作成コーナー」の最終ステップで、etax送信画面へ自動的に移行
  • 入力内容を最終確認し、マイナンバーカードで署名
  • etaxを使って確定申告を送信

これでetaxでの確定申告送信のやり方が完了します。

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やり方のステップ④:etaxを使って納税する

確定申告の提出が完了したら、次はetaxでの納税のやり方に進みましょう。etaxを使えば、自宅から納税手続きもオンラインで済ませることができます。

etaxで選べる納税方法

  • ダイレクト納付(事前手続きが必要)
  • インターネットバンキング(利用金融機関の対応確認が必要)
  • クレジットカード納付
  • スマートフォンアプリ納付(Pay-easy対応)

それぞれのやり方には特徴や事前準備があります。詳細はetaxの公式サイトで確認するようにしましょう。

etaxのやり方に関するよくある質問

etaxを利用して確定申告や電子納税を行う際、よくある疑問や不安に感じる点を事前に解消しておくことが大切です。ここでは、etaxのやり方に関する代表的な質問とその回答を紹介します。

質問①:etaxの利用料はかかる?

etaxの利用料は完全無料です。確定申告や各種手続きを行う際に、etaxそのものにかかる費用や手数料は一切ありません。どのやり方を選んでも、etax自体の使用に料金が発生することはありません。

ただし、etaxを使った申告や納税のやり方によって、次のような費用は自己負担になります。

etaxのやり方で発生する可能性のある費用

  • インターネット通信費(プロバイダー料・回線使用料など)
  • 電子証明書の取得・更新費用(マイナンバーカード発行手数料など)
  • マイナンバーカードの読み取り対応スマホまたはICカードリーダー/ライターの購入費
  • インターネットバンキングやクレジットカード納付などの納税手数料

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これらの費用は、etaxを使った確定申告のやり方の中で発生するものですが、多くは必要経費として計上可能です。会計処理を行う際に忘れず記録しておきましょう。

質問②:etaxで申告する場合、原本の提出は必要?

etaxを利用した確定申告のやり方では、書類を電子データで添付することが可能です。そのため、基本的には紙の原本を税務署へ提出する必要はありません。

etaxのやり方で気をつけておきたい注意点

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ただし、etaxで提出した書類に関しては、一定期間保管義務があるため注意が必要です。

etaxのやり方と原本の保存期間

  • 電子提出した書類:原本の提出は不要
  • 保管期間の目安:個人事業主であれば最大7年間の保存が推奨

特に帳簿や領収書、控除証明書などは、etaxのやり方に関係なく税務調査などの際に提出を求められることがあるため、適切な保存が重要です。

etaxでどの書類を電子データで提出できるかについては、国税庁の「etax利用可能手続一覧」ページで事前に確認するやり方をおすすめします。

まとめ

etaxを活用すれば、確定申告の手続きがスムーズになり、税務署に出向く手間を省くことができます。

SoVa税理士ガイド編集部

ただし、スムーズに進めるためには、事前準備と正しいやり方の把握が欠かせません。

この記事では、etaxでできる手続きや、確定申告のやり方をステップごとに紹介してきました。etaxのやり方に不安がある方も、基本を押さえることで安心して利用できるはずです。ぜひ参考にして、スムーズな申告に役立ててください。

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