中途採用の入社手続きに必要な手続きは?必要書類や基本的な流れを解説!
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公開日:2025年3月
更新日:2025年3月24日
中途採用が確定すれば、中途採用者向けのさまざまな入社手続きが必要となります。新卒採用とは異なり、中途採用は不定期に行われるため、企業はいつでもスムーズに入社手続きが進められるよう準備しておくことが重要です。
本記事では、中途採用における入社手続きの流れを詳しく解説します。税金や社会保険に関する手続きのほか、中途採用者が入社前に行っておくべき手続きや社内手続き、さらに中途採用特有の入社手続きについても紹介します。
目次
【入社前編】中途採用の入社手続き

中途採用の入社手続きをスムーズに進めるためには、入社前に雇用契約や労働条件等の説明を丁寧に行うことが重要です。採用が難しい時代だからこそ、中途採用者に対しても入社手続きをしっかり整え、安心して入社できる環境を整えることが求められます。
中途採用者向けの入社手続きとして、以下の準備を進めましょう。
入社前の入社手続き①:雇用契約書・労働条件通知書の作成・送付
雇用契約書および労働条件通知書は、中途採用者と企業の間で取り交わされる重要な書類です。中途採用者が「聞いていない」「知らなかった」とならないよう、入社手続きの一環として詳細を明確に伝えましょう。特に、雇用形態、労働時間、給与、職種などの条件は、書面で明確にすることが大切です。
入社前の入社手続き②:採用通知書(内定通知書)の作成・送付
中途採用の決定後、採用通知書(内定通知書)、入社承諾書、誓約書の3点をセットで送付し、入社意思を確認します。入社手続きの流れを円滑にするため、採用通知書には以下の内容を記載します。
- 中途採用決定の通知
- 同封書類の案内
- 提出が必要な書類と提出期限
- 入社日(未定の場合は別途連絡)
- 労働条件(勤務地、配属先、給与等)
- 問い合わせ先
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入社前の入社手続き③:入社承諾書、誓約書の作成・送付
中途採用者の入社意思を明確にし、契約の証拠として入社承諾書や誓約書を準備します。企業ごとに異なりますが、基本的に署名・捺印欄を設け、署名・捺印を求めます。中途採用者が辞退する場合もあるため、その際は速やかに次の採用活動を開始できるよう準備しておきましょう。
入社前の入社手続き④:入社時に回収する書類の提出依頼
中途採用者の入社手続きを迅速に進めるため、以下の書類を入社前に準備するよう依頼します。
- 雇用保険被保険者証
- 年金手帳
- 住民票
- 扶養控除等(異動)申告書
- 健康保険被扶養者(異動)届
- マイナンバー
- 源泉徴収票(前職がある場合)
- 雇用契約書、入社承諾書(署名・捺印済み)
- 給与振込先申請書、身元保証書(必要に応じて)
- 通勤手当・住宅手当支給申請書
- 資格免許証、合格証明書類(必要な場合)
- 健康診断書
- 個人情報保護に関する誓約書

SoVa税理士ガイド編集部
マイナンバーなど個人情報を扱う際は、利用目的を明確にし、適切な本人確認を行うことが必要です。特に、中途採用者の扶養家族のマイナンバーを扱う場合は、本人確認の手続きを遵守しましょう。
【入社後編】社会保険に関する中途採用の入社手続き

中途採用者の入社手続きの一環として、社会保険(健康保険・厚生年金)の加入手続きを速やかに行うことが求められます。中途採用者が安心して働けるよう、入社後すぐに必要な手続きを進めましょう。
中途採用の入社手続きとして、日本年金機構(または健康保険組合)に「健康保険・厚生年金被保険者資格取得届」を提出する必要があります。提出期限は入社日から5日以内と定められているため、入社手続きを計画的に進めることが重要です。

SoVa税理士お探しガイド編集部
また、中途採用者に被扶養者(健康保険)や被扶養配偶者(厚生年金保険)がいる場合には、「健康保険被扶養者異動届・国民年金第3号被保険者届」を入社手続きの一環として併せて提出する必要があります。
中途採用の入社手続きにおいて気をつけておきたい注意点

短時間労働者に対する社会保険の適用範囲が拡大しており、中途採用者の加入対象が変更される可能性があります。
最新の情報は、日本年金機構のホームページで確認し、2025年の年金法改正にも対応できるよう準備しておきましょう。また、入社手続きを効率化するために、電子申請の活用も検討するとよいでしょう。
適切な社会保険の加入手続きを行うことで、中途採用者のスムーズな入社手続きを実現し、安心して勤務できる環境を整えましょう。
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【入社後編】雇用保険に関する中途採用の入社手続き

中途採用者の入社手続きの一環として、雇用保険の加入手続きを適切に進めることが重要です。
中途採用の入社手続きはここがポイント!

雇用保険の加入手続きは、入社日の翌月10日までに完了する必要があります。
中途採用者が提出した雇用保険被保険者証をもとに「雇用保険被保険者番号」を確認し、ハローワークに「雇用保険被保険者資格取得届」を提出します。
雇用保険の加入要件は以下の2つです。
- 1週間の所定労働時間が20時間以上であること
- 31日以上の雇用見込みがあること
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中途採用者の入社手続きを円滑に進めるため、雇用保険の手続きについても電子申請(電子政府の総合窓口「e-Gov」経由)を活用すると、迅速かつ効率的に対応できます。企業の手続きを簡略化し、正確な情報管理を行うためにも、電子申請の導入を検討しましょう。
【入社後編】税金に関する中途採用の入社手続き

中途採用者の入社後に行う税金に関する手続きを、住民税と所得税に分けて解説します。円滑な入社手続きを進めるために、適切な対応を行いましょう。
税金に関する中途採用の入社手続き①:住民税の手続き
住民税は前年度の所得に応じて源泉徴収するため、中途採用者が居住する市区町村から勤務先に送付される「特別徴収税額決定通知書」に基づいて源泉徴収し、市区町村に納付します。
中途採用者の入社手続きの一環として、前勤務先から送付される「給与所得者異動届出書」に必要事項を記載し、従業員が居住する市区町村役場に届出を行います。その後、市区町村から会社に特別徴収税額決定通知書が送付されるため、通知書に従って源泉徴収と納税を行いましょう。
中途採用の入社手続きはここがポイント!

前職時に住民税を自分で納付していた場合、中途採用者に「特別徴収への切替依頼書」を市区町村役場に届出るよう案内することが必要です。
中途採用の入社手続きに関するおすすめ記事:中途採用の入社必要書類はこれで完璧!チェックリスト付き!
税金に関する中途採用の入社手続き②:所得税の手続き

SoVa税理士お探しガイド編集部
中途採用者の所得税については、給与から源泉徴収して納税するとともに、前職の所得を含めて年末調整を行う必要があります。
源泉徴収する所得税額は、中途採用者から提出してもらった「扶養控除等申告書」を基に算出します。国税庁の源泉徴収税額表を利用すると適切です。また、「前職の源泉徴収票」より前職の所得や源泉徴収税額を確認し、年末調整を行いましょう。
中途採用者の入社手続きをスムーズに進めるためには、税金手続きの正確な対応が求められます。適切な処理を行い、従業員が安心して働ける環境を整えましょう。
入社日までに社内で必要な中途採用の入社手続き

社内で必要な入社手続き①:法定三帳簿(労働者名簿・賃金台帳・出勤簿)の準備
中途採用者の入社手続きを適切に進めるために、労働者名簿、賃金台帳、出勤簿を事前に整備しておきましょう。
- 労働者名簿:入社手続きの際に中途採用者から回収した情報をすぐに記載できるよう準備。
- 賃金台帳・出勤簿:システムを活用し、給与計算や勤務管理を効率化。
管理システムの導入により、中途採用者の負担も軽減できますので、適切なツールの活用を検討しましょう。
中途採用の入社手続きに関するおすすめ記事:中途採用の入社手続きの基本的な流れと必要書類
社内で必要な入社手続き②:社内システムへの登録・アカウント発行
企業アドレスの発行や社内システムのアカウント登録を、入社日までに完了させましょう。対応漏れがないよう、事前にチェックリストを作成し、発行・登録の管理を徹底します。
社内で必要な入社手続き③:備品の準備
中途採用者が入社後すぐに業務を開始できるよう、以下の備品を準備しましょう。
- デスク・チェア
- パソコン、マウス、社用携帯
- 入館証、ロッカー、名札
- 名刺、制服(必要な場合)
- その他、業務に必要な備品

SoVa税理士ガイド編集部
新たに購入が必要なものと、社内在庫の確認を行い、入社当日にはすべて揃うよう手配しましょう。準備が不十分だと中途採用者のモチベーション低下につながるため、余裕を持った対応が重要です。
社内で必要な入社手続き④:入社当日のスケジュール調整・案内
入社当日の流れを社内で共有し、中途採用者が安心して初日を迎えられるようにしましょう。
- 関係部署との打ち合わせ:入社日当日に担当者が不在とならないよう調整。
- 中途採用者への案内:集合時間、持ち物(筆記用具、印鑑等)、スケジュールを事前に通知。
特に、リモートワークを導入している企業では、担当者の在宅勤務状況を考慮し、確実に受け入れ対応できるよう調整しましょう。
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まとめ

中途採用者の入社手続きをスムーズに進めるためには、基本的な流れと必要書類を事前に把握し、適切に対応することが重要です。中途採用の入社手続きでは、「健康保険・厚生年金被保険者資格取得届」など提出期限が短い書類も含まれるため、期限を厳守しながら進めましょう。
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また、中途採用者が前職の会社から必要な書類を入手する際、企業の対応によっては遅れる可能性があるため、できるだけ早めに書類の準備を依頼することが肝心です。
中途採用の入社手続きはここがポイント!

特に、転職が初めての中途採用者の場合、入社手続きに慣れていないことが多いため、企業側でしっかりフォローし、必要書類の取得手順や提出期限について丁寧に案内しましょう。
年金手帳を会社で預かる場合は、退職時に返却する必要があります。中途採用者の入社から退職までの手続き全般を見据え、書類や手続きの管理体制を整えておくことが求められます。適切かつ迅速な入社手続きを実施することは、中途採用者の信頼獲得につながるだけでなく、企業の信用向上にも寄与します。
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