補助金・助成金の申請を税理士に依頼する方法と税理士の選び方を解説

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公開日:2024年4月

更新日:2024年5月14日

税理士に依頼する前に|補助金・助成金の申請代行とは

補助金や助成金の申請代行は、専門家によるサービスで、申請手続きの代行だけでなく、事業者のニーズをヒアリングし、適切な事業計画書を作成するコンサルティングも含まれます。申請書類の作成なども行います。

ただし、事業計画は事業者自身が立案する必要があり、専門家に完全に委ねることはできません。事業者は自身のビジネスに関する情報をしっかり伝え、採択率の高い計画書を作成してもらう必要があります。

おすすめ記事:助成金は税理士に依頼するべき?社労士との違いも踏まえて判断できる

補助金・助成金の申請を税理士に依頼すべきか?

税理士と社労士の違いについては、税務や会計などの財務面を専門とする税理士と、労働法や社会保険などの労務面を専門とする社会保険労務士(通称:社労士)があります。補助金・助成金の申請に関しては、厚生労働省が管轄するものについては社労士が業務を行うことが法律で定められています。そのため、厚生労働省の補助金・助成金の申請に関しては税理士に依頼することはできません。

補助金・助成金に関する税理士への相談は、経営者が事業の財務状況や経営戦略に関するアドバイスを得るためのものであり、具体的な申請代行業務は含まれません。税理士は、補助金・助成金の申請書類の作成や手続き代行に関する業務は行いませんが、申請資格の確認や申請に関する基本的な情報提供、財務面でのアドバイスなどを行うことがあります。

税理士と社労士の違い

税理士と社労士は、それぞれの業務領域において独占業務が定められています。税理士の独占業務は主に税務関連の業務であり、社労士の独占業務は労働社会保険関連の業務です。

税理士の独占業務には、税務代理、税務書類の作成、税務相談などが含まれます。これらの業務は、税理士法に基づいて税理士の専売特許とされています。

一方、社労士の独占業務には、労働社会保険関連の書類作成、手続き代行、帳簿書類の作成などがあります。これらの業務は、社会保険労務士法に基づいて社労士の専売特許とされています。

したがって、税務関連の業務には税理士を、労働社会保険関連の業務には社労士を依頼するのが適切です。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    特に助成金の申請や手続きに関しては、労働社会保険関連の法令に詳しい社労士に相談することが重要です。

おすすめ記事:税理士?行政書士?補助金申請をサポートしてくれる国家資格者について解説します

補助金・助成金の申請を税理士に依頼するメリット

1.補助金・助成金申請書を作成する手間が省ける

申請代行を利用する際の大きなメリットの一つは、申請書の作成も代行してくれる点です。自分で申請書を作成するには、まず公募要領を確認し、補助金や助成金の目的や申請要項を理解する必要があります。公募要領は内容が詳細で、理解に時間がかかることもあります。

さらに、申請書類は記入項目が多く、添付書類も準備する必要があります。ビジネスプランもわかりやすく記載する必要がありますが、これらの作業には時間と手間がかかります。

起業や事業で忙しい方にとって、申請書の作成は負担になりやすいです。しかし、申請代行を利用すれば、書類作成の手間を省くことができ、事業に集中することができます。

補助金・助成金申請に関するおすすめ参考サイト

税理士_依頼_おすすめの記事

キャリアアップ助成金に関する書類については以下のサイトにまとまっています。
ただし、サイトを見てもわかる通り、申請書類が非常に多く、自分で申請しようとするとかなり大変です。

参考:キャリアアップ助成金|厚生労働省

2.採択につながりやすい

専門家に申請を代行してもらうことで、補助金や助成金の採択率が高まる可能性があります。申請代行の実績が豊富な専門家は、申請のノウハウや事業計画書の重要ポイントを把握しています。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    彼らは補助金・助成金の情報収集にも力を入れており、常に補助金・助成金の最新情報を入手しています。

これにより、審査員が重視するポイントや注目すべき事項を的確に把握し、それを反映した申請書を作成してもらうことが可能です。その結果、個人で申請する場合よりも採択率を高めることができます。

おすすめ記事:助成金/補助金に強いおすすめの税理士一覧

3.ほかの補助金・助成金や最新情報なども教えてもらえる

申請代行を通じて、他の補助金や助成金の最新情報を入手できることもあります。補助金や助成金は多岐にわたるため、自分が知らない最新の補助金・助成金や自社に適した補助金・助成金が存在する可能性があります。

しかし、個人で全ての補助金・助成金を調査して把握するのは難しいです。

申請代行を依頼する専門家によって、提案できる補助金・助成金が異なる場合があります。専門家ごとに対応範囲が異なるため、自分の知らなかった補助金や助成金を紹介してもらえることもあります。

補助金・助成金に関するおすすめサイト

ミラサポplus 補助金・助成金 中小企業支援サイト|経済産業省 中小企業庁

中小企業庁が運営している中小企業支援サイトです。補助金・助成金をはじめとした中小企業の支援施策がたくさん紹介されているのでおすすめです。

4.事業計画や経営に関するアドバイスもまとめて受けられる

専門家から事業計画や経営に関する助言を受けられることも、申請代行を活用するメリットの一つです。事業計画は補助金・助成金の申請に必要なだけでなく、しっかり作り込むことで今後の経営における指針となります。

事業計画は、専門家と共に詳細に検討していきます。その過程で、事業計画書を改善し、事業の強みや経営の課題を明らかにすることができます。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    正確に作成された事業計画書は、企業経営において重要な資産となるでしょう。

おすすめ記事:【2024.2】ものづくり補助金は税理士に相談できる?注意点も紹介

5.つなぎの融資先を教えてもらえる場合もある

申請代行を利用する際のメリットの一つに、補助金・助成金の支給までのつなぎの融資先を提案してもらえることが挙げられます。補助金・助成金は通常、事業を実施した後に後払いされるため、一時的な資金が必要です。

自己資金で対応できる場合もありますが、数百万円以上の資金が必要な場合は自己資金だけでは不十分です。このような場合、金融機関からのつなぎ融資を活用することが一般的です。

しかし、融資を利用したことがない経営者にとって、適切な金融機関を選ぶことは難しいことがあります。

税理士へ依頼する補助金・助成金に関するポイント!

税理士_依頼_おすすめのポイント

申請代行を手がける専門家は、資金繰りに関する知識が豊富であり、自社に適した金融機関を紹介してくれる可能性があります。

おすすめ記事:補助金・助成金申請に強い税理士

合わせて読みたい「税理士への補助金・助成金の申請依頼」に関するおすすめ記事

補助金・助成金の申請を税理士に依頼するメリット・デメリットを紹介

この記事では税理士へ補助金・助成金の申請を依頼するメリット・デメリットを紹介しています。補助金・助成金の申請代行は税理士以外にも依頼できますが、なぜ税理士に依頼するのが最適かということについても記載していますのでぜひご覧ください。

補助金・助成金の申請を税理士に依頼するデメリット

税理士に補助金や助成金の申請を依頼する際、最も大きなデメリットは、依頼費用が発生することです。

専門家のサポートを受ける場合、一般的には費用がかかります。補助金・助成金の申請を税理士に依頼する場合も同様で、一定の費用負担が必要です。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    税理士に依頼する際には、主に2つの費用が発生します。

【税理士に補助金や助成金を依頼する際にかかる費用の種類】

着手金(依頼時に支払う費用)
・受給難易度・依頼内容によって金額が異なる
・依頼先によって着手金がかからない場合もある
・補助金・助成金の受給可否に関係なくかかる

成功報酬(補助金・助成金受給の決定後に支払う費用)
・受給金額に対して一定の割合の金額を支払う
・成功報酬は多くの依頼先で支払いが求められる

おすすめ記事:資金調達・補助金・助成金を得意とする税理士・会計事務所一覧

補助金・助成金を税理士に依頼するときにかかる費用の相場は?

補助金や助成金の申請代行サービスの料金は、規定がなく、各専門家が独自に設定しています。具体的な料金は相談してみないとわかりませんが、一般的な相場は存在します。

料金の内訳は、大きく分けて着手金と成功報酬の2つです。別々に支払う場合の平均相場は、着手金が5〜20万円で、成功報酬は受領額の10〜20%が目安です。

一部の依頼先では、着手金と成功報酬を合わせて支払うことがあります。この場合の平均相場は、着手金が10〜15万円で、成功報酬は受領額の10%前後が目安です。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    申請代行サービスの料金内訳について、以下で詳しく解説します。

着手金

着手金は、申請代行の依頼を受けた際に発生する料金です。補助金・助成金の申請には、事業計画の策定から各種書類の準備、申請書の作成など、さまざまな事務手続きが必要です。

これらの作業を行うためには、専門知識や時間が必要となります。そのため、申請代行サービスを提供する専門家は、これらの事務手続きにかかる経費をカバーするために着手金を請求します。

おすすめ記事:公開!補助金代行の報酬イメージ

成功報酬

成功報酬は、補助金や助成金の採択および受給が確定した際に支払う費用です。

補助金や助成金の受給金額は申請内容や条件によって変動するため、成功報酬の支払いも実際に受給した金額から一定の割合で請求されます。

申請代行を行う業者によっては、成功報酬のみを請求する場合もあります。

税理士への補助金・助成金の依頼に関するポイント!

税理士_依頼_おすすめのポイント

この場合、採択された際に支払うため事業者側のリスクを減らせる一方で、成功報酬の割合が高くなるため注意が必要です。

おすすめ記事:助成金相談は税理士・社労士のどちらへも依頼すべき理由・メリット

事業成長を見据えた補助金・助成金の申請を求めるなら顧問契約を

税理士に補助金・助成金サポートを依頼する方法としては、顧問契約とスポット契約の2つがあります。

今回お伝えしたメリットやデメリットを考慮した上で、今後の経営に対する補助金・助成金サポートを税理士に期待する場合は、顧問契約を選択することがおすすめです。

顧問契約では、税理士が企業の状況をより詳細に把握できるため、より包括的で手厚いサポートを提供できます。そのため、将来の経営に向けた具体的で的確なアドバイスが期待できるでしょう。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    補助金・助成金の申請を税理士と社労士のどちらに依頼すべきかについては以下の記事も参考になるかと思います。

参考おすすめ記事:助成金の申請は誰に頼むのがベスト?税理士と社労士の違い

補助金・助成金を税理士に顧問契約で依頼した場合と、スポット契約で依頼した場合について、特徴と違いを以下のまとめています。

補助金・助成金を税理士に依頼する場合の顧問契約とスポット契約の比較

顧問契約の特徴
・年単位の契約が一般的
・スポット契約と比べて費用が高い
・資金調達のサポートや経営アドバイスなどを受けられる
・必要に応じて相談が可能

スポット契約との違い
・ほかの選択肢を含めた資金調達支援を受けられる
・企業の現状把握が容易なため、対応にスピード感がある
・将来的な融資の可能性を考慮した補助金・助成金の会計処理を相談できる

スポット契約の特徴
・自社に必要なタイミングで契約できる
・顧問契約に比べて費用を抑えられる
・業務ごとの契約のため、依頼できる業務が限られる

顧問契約との違い
・費用負担が抑えられるため依頼しやすい
・契約内容によって受けられないサポートがある
・企業の状況把握に時間がかかる
・将来を見越した補助金・助成金活用などのアドバイスは期待できない
・申請時に企業側が提供した情報に誤りがあっても気づきにくい

おすすめ記事:補助金申請は税理士に相談したほうがいい?依頼のメリットやコストについて

顧問契約は、税理士との定期的な相談の機会を提供することで、自社の事業や経営状況を正確に把握しやすくなります。これにより、的確で迅速な補助金・助成金サポートを受けることができます。

税理士への補助金・助成金申請に関するここがポイント!

税理士_依頼_おすすめのポイント

将来の融資の必要性や業績などを総合的に考慮した上で、補助金・助成金に関する具体的な支援を受けることができるのは、顧問税理士ならではのメリットです。

一方、スポット契約は一時的な契約であり、補助金・助成金に関する一時的な相談に対応します。この場合、企業の現状把握から始める必要があります。費用を抑えることはできますが、将来の経営を踏まえた助言を得ることは難しいでしょう。

そのため、補助金・助成金の活用を含め、将来の経営に関する具体的なアドバイスを期待する場合は、顧問契約が適しています。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    税理士との顧問契約は、企業経営をサポートする一生涯のパートナーとして、検討する価値があります。

おすすめ記事:補助金の申請代行は誰に相談すべき?依頼するメリットや費用相場も解説

補助金・助成金を税理士に依頼するおすすめのタイミング

助成金や補助金に関しては、事業展開の考えが浮かび始めた時点で、できるだけ早く税理士に相談することが重要です。

多くの場合、補助金・助成金は事業を実施した後では申請できません。事業に投入した資金は補助されないため、新しい事業を始める前に補助金・助成金の申請が必要です。

事業計画を策定する前の早い段階で税理士に相談すれば、事業の方向性や目的を共有しながら、最適な補助金・助成金の紹介や活用方法、助成対象期間に関するアドバイスを受けられます。

補助金・助成金の申請期限や支給申請期限に合わせてスケジュールを組み、申請書類の準備や事業計画の策定をスムーズに進めることができます。

また、補助金・助成金は法改正や社会情勢の変化によって頻繁に見直されることがあります。迷っている間に制度が変わり、受給条件を満たせなくなる可能性も考えられます。

ここがポイント!

税理士_依頼_おすすめのポイント

「気になる補助金・助成金がある」「受給できる補助金・助成金があるか知りたい」「新しい事業を始めるにあたり、補助金・助成金があれば活用したい」など、補助金・助成金について関心が生じたら、早めに税理士に相談しましょう。

おすすめ記事:補助金の申請代行におすすめの業者【2024年版】選び方から解説

補助金・助成金を依頼する税理士の選び方のポイント

申請代行の実績・専門性で選ぶ

候補となる業者の申請代行の実績や専門性に注意を払ってください。

実績が豊富な業者は、補助金や助成金の申請における重要なポイントを把握しているため、採択率が高くなる可能性があります。また、複雑な申請にもスムーズに対応してくれるでしょう。

さらに、業者ごとに補助金・助成金業務への注力度合いは異なります。

例えば、税理士業者であっても、補助金・助成金業務を顧問契約のみで行ったり、得意としていなかったりする場合があります。同様に、中小企業診断士でも補助金や助成金の申請業務を受け付けていない場合があります。

補助金・助成金の申請業務に対応しているか、得意としているかを確認し、適切な業者を選択することが重要です。業者のホームページを見ても実績や専門性がわからない場合は、直接問い合わせてみてください。

合わせて読みたい「税理士の選び方」に関するおすすめ記事

失敗しない税理士の選び方とは?おすすめの探し方やポイントを解説

この記では税理士の選び方に関するポイントについて詳しく解説しています。また、税理士の選び方だけでなく、どのように税理士を探せば良いのかという具体的な方法についても紹介しています。

料金で選ぶ

申請代行業者を選ぶ際には、料金の確認と比較も欠かせません。料金が相場よりも高い場合は、その理由を丁寧に聞き、提示された金額に納得できたら依頼してください。

一方、極端に料金が安い業者には注意が必要です。補助金・助成金の申請には多くの事務手続きが必要であり、それなりのコストがかかるのは当然のことです。

安い料金を提示している業者は、書類作成にあまり労力をかけず、結果的に精度の低い申請書が提出される可能性があります。

また、経験が少ない業者が経験を積むために料金を下げている場合もあります。

料金が安いことは事業者にとって魅力的な要素ですが、料金の安さだけで判断せず、安い料金の背景やこれまでの実績をしっかりと確認することが重要です。

柔軟な対応力で選ぶ

業者ごとの対応力も確認してください。依頼したい業者が遠方にある場合や、相談には出向かなければならない場合は不便です。

しかし、最近ではオンラインツールを活用し、場所に関係なく相談や依頼に対応してくれる業者も増えています。さらに、遠方であっても業者側から出向いてくれることもあります。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    柔軟な対応力を持つ業者であれば、相談しやすく、便利です。

おすすめ記事:助成金の申請は誰に頼むのがベスト?税理士と社労士の違い

まとめ

補助金・助成金の申請は個人でも可能ですが、効率的に進めるためには税理士と社労士の助言が重要です。ただし、それぞれの専門家に相談するよりも、税理士と社労士が同じ事務所に所属している場合は手続きがスムーズに進みます。なぜなら、お互いが情報を共有しやすく、説明の手間も省けるからです。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    補助金・助成金には税務と労務の両面が大きく関与していますので、税理士と社労士の両方に依頼するのがおすすめです。

参考おすすめ記事:助成金相談は税理士・社労士のどちらへも依頼すべき理由・メリット

さらに、補助金・助成金を最大限に受け取るためには、会社の財務情報をしっかり把握しておくことが重要です。いざという時に、専門家からの質問にスムーズに答えるためにも、自社の経営状況について十分に把握しておくことが必要です。

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