ダメな税理士とは?いい税理士とダメな税理士の見極めるポイントも解説!
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公開日:2024年8月
更新日:2024年10月1日
「ダメな税理士」とはどういう税理士を指すのでしょうか?この記事では「ダメな税理士」の特徴と、いい税理士とダメな税理士を見極めるポイントを中心に解説していきます。ダメな税理士といい税理士の違いをしっかりと把握したうえで、税理士との契約を行えるようにすることが肝心です。是非、税理士を選ぶときの参考にしましょう。
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目次
ダメな税理士の特徴
ダメな税理士の特徴7個について順番に解説していきます。
ダメな税理士の特徴① 態度が高圧的
ダメな税理士の特徴1つ目は、「態度が高圧的」です。
税理士の中には、高圧的な話し方をする人がいますが、これはダメな税理士の特徴の一つです。税理士は経営者よりも税制に精通しており、多くの節税手法を理解していますが、その知識を持って高圧的な態度を取るべきではありません。
高圧的な態度の税理士と契約すると、経理や節税に関する相談がしづらくなることがあります。税法は頻繁に改正され、新しい制度も次々と導入されるため、相談しにくいダメな税理士とは契約しない方が賢明です。
そもそも、税理士に限らず社会人として高圧的な人はダメな場合が多いでしょう。
ダメな税理士に関連するおすすめ記事
ダメな税理士の特徴をまとめた記事は、以下のものがおすすめです。
「ダメな税理士の特徴7つとは?いい税理士を選ぶ方法を紹介!」
ダメな税理士の特徴② レスポンスが遅い
ダメな税理士の特徴2つ目に、レスポンスが遅いことが挙げられます。
税理士の中には、対応が遅い方もいます。例えば、電話に出なかったり、メールの返信が数日かかるような税理士には注意が必要です。
対応が遅い税理士は、書類の作成や帳簿の管理など、他の業務も遅れがちで、結果的に依頼主に損害を与える可能性があります。特に税務調査などの業務では迅速な対応が求められるため、対応が遅い税理士とは契約しない方が賢明です。
ダメな税理士の特徴③ 専門用語を多用する
ダメな税理士の特徴3つ目は、「専門用語を多用する」です。
税理士は税法の専門家であるため、その知識をお客さんにわかりやすく伝えることが税理士の役割とも言えます。しかし、難しい専門用語ばかりを使う税理士だと、経営者が内容を十分に理解できないまま、仕方なく納得してしまうことに繋がりかねません。
ダメな税理士の特徴解説部
したがって、専門用語ばかり使う税理士はダメな税理士である可能性があります。
ダメな税理士の特徴④ 報酬体系が明確ではない
ダメな税理士の特徴4つ目は、「報酬体系が明確ではない」です。
ダメな税理士の特徴に、「報酬体系が明確ではない」も挙げられます。
税理士の報酬体系が不明瞭な場合、不安やトラブルの原因となりがちです。具体的な料金が事前に明示されていないと、後になって予想外の高額な請求が発生することもあります。万が一何かしらの理由で報酬が明確でないダメな税理士と契約をしなければならない場合は、契約前にしっかりと料金体系について確認し、納得できるまで説明を求めることが重要です。
ダメな税理士に関連するおすすめ記事
ダメな税理士といい税理士の見極め方については、以下の記事が参考になります。
「ダメな税理士とは?良い税理士・悪い税理士の見極め方と対処法」
ダメな税理士と契約しないためのポイント!
これらのダメな税理士の特徴を把握することで、透明性のある報酬体系を提供してくれるいい税理士を選ぶことができ、ダメな税理士と契約してしまう確率が減るでしょう。
ダメな税理士の特徴⑤ 不正行為を勧めてくる
ダメな税理士の特徴5つ目は、「不正行為を勧めてくる」です。
ダメな税理士が脱税志向が強かったり、粉飾決算や逆粉飾決算を提案するような場合は非常に危険です。これらの行為は違法であり、会社に重大なリスクをもたらします。税理士は本来、正しい納税や財務管理をサポートする役割を担っていますが、脱税や不正な決算操作を提案するダメな税理士は、法令遵守の意識が欠如しており、結果的に顧客を危険な状況に追い込むことになります。
ダメな税理士に関連するおすすめ記事
粉飾決算とは、企業の財務状況を実際よりも良く見せるために、帳簿や報告書を意図的に操作する行為です。一方、逆粉飾決算は、税金を少なくする目的で意図的に業績を悪く見せる行為を指します。いずれも法律に反する行為であり、発覚した場合には重い罰則が科される可能性があります。
「粉飾決算とはなぜ起こる?手法と見抜き方、罰則を解説」
このような不正行為を提案するダメな税理士とは契約せず、健全なアドバイスを提供してくれる信頼できる税理士を選ぶことが大切です。
ダメな税理士の特徴⑥ 保険の営業をかけてくる
ダメな税理士の特徴6つ目に、「保険の営業をかけてくる」が挙げられます。
生命保険や損害保険は、企業にとって上手に活用すれば大きなメリットをもたらします。そのため、多くの税理士事務所がこれらの保険を取り扱っていますが、それはお客様の利益を考えてのことといえます。ただし、税理士事務所が生命保険契約を獲得すると、高額な手数料が支払われるため、一部のダメな税理士は不要な生命保険契約を強引に勧めることがあります。毎回の面談で保険の話ばかりを持ち出したり、加入を断ったにもかかわらず執拗に営業してきたり、拒否すると不機嫌になるようなダメな税理士には注意が必要です。このような態度は、顧客の利益ではなく、自身の事務所の利益を優先している証拠ですので、避けるべきです。
ダメな税理士の参考サイト:「ダメな税理士の特徴」
ダメな税理士の特徴⑥-1 このような保険の営業には要注意
保険は企業や個人にとって重要なリスク管理の手段ですが、その提案や販売方法には違いがあります。保険を選ぶ際には、税理士が自社の利益を最優先に考えているかどうかを慎重に見極めることが大切です。
ダメな税理士に関連するおすすめ記事
税理士が保険営業を行う理由などは、以下のサイトが参考になります。
「保険を税理士に相談するメリット|税理士が保険代理店業務を行う理由」
ダメな税理士は顧客の財務状況を考慮しない
設立したばかりの会社や資金繰りに苦労している企業に対して、高額な保険料が必要な商品を勧めるダメな税理士には注意が必要です。企業の現状や将来の計画を無視した提案は、顧客に大きな経済的負担をかけ、企業の健全な運営に悪影響を与えるリスクがあります。
ダメな税理士は節税効果ばかりを強調する
ダメな税理士が法人向け保険を「節税」の目的だけで推奨する場合も慎重になるべきです。保険の本来の役割はリスクに備えることであり、節税効果はあくまで副次的なものです。ダメな税理士の場合、節税を重視するあまり、保障内容や保険の必要性が十分に考慮されていないことがあり得ます。
ダメな税理士は家族への保障を無視した提案をしてくる
企業の経営者や役員に対して、税理士が会社の財務を守るための保険を勧めることは一見理にかなっているように見えますが、個人や家族への保障が二の次になっている場合があります。ダメな税理士は個人などへの保障を軽視していることもあります。個人名義での保険加入が必要なケースもあるため、全体的なリスク管理の観点から税理士にアドバイスを受けることが重要です。
ダメな税理士に関連する気をつけておきたい注意点
保険に関する相談をする前に、税理士や代理店の経歴や実績を確認することが重要です。特に、税理士が保険代理店も兼ねている場合、販売手数料やインセンティブが提案内容に影響を与えていないかをチェックするようにしましょう。
ダメな税理士の特徴⑦ 税理士を変更する際に嫌がらせをする
ダメな税理士の特徴7つ目に、「税理士を変更する際に嫌がらせをする」があります。
ダメな税理士から他の税理士に変更する際に嫌がらせをされた場合、それは非常に問題のある行為です。税理士は専門職として、顧客に対して誠実かつ公正に対応する義務があります。しかし、顧客が他の税理士に依頼を移そうとしたときに、嫌がらせや妨害を行うのは、その義務を逸脱した不適切な行動です。
例えば、必要な書類をわざと遅らせたり、重要な情報を提供しないなど、顧客のスムーズな移行を妨げる行為は、非常に問題視されます。このような嫌がらせを受けた場合、適切な対応を取ることが重要です。まずは、冷静に状況を把握し、新しい税理士に相談して対策を講じることが求められます。さらに、必要であれば、税理士が所属している税理士会に報告し、適切な対応を依頼することも考慮すべきです。
ダメな税理士に関連する解説部
上記のような「ダメな税理士」に関する基本情報を調べたい場合は、日本税理士連合会ホームページの「税理士情報検索サイト」から調べることができます。
税理士変更は、事業運営において重要な決断ですが、それがスムーズに行われることは顧客の権利です。信頼できる税理士と契約し、安心して業務を委託できる環境を整えることが大切です。
ダメな税理士の特徴⑧ 担当税理士が頻繁に変わる
ダメな税理士の特徴の8個目は、担当税理士が頻繁にかわる傾向があります。
規模の大きい税理士事務所では、特にこのダメな税理士の特徴が顕著に現れます。基本的には、税理士が直接依頼者とやり取りするのではなく、事務所の職員が担当者として対応することが一般的です。
ただし、税理士事務所は離職率が高い傾向があり、担当の税理士が頻繁に変わることがあります。
担当税理士が変わると、これまでの打ち合わせ内容を再度説明したり、新しい税理士との信頼関係を築く必要があり、依頼者にとって負担が増える可能性があります。
ダメな税理士に関連するおすすめ記事
ダメな税理士へのよくある不満をまとめた記事は以下の記事を参考にしてみましょう。
「税理士への不満ランキング5選!事業主が税理士に抱く悩みとは?」
いい税理士とは?
ここまで、ダメな税理士の特徴について解説しました。
ここからはダメな税理士とは逆に「いい税理士」の特徴について解説します。
是非ダメな税理士といい税理士を見極めるポイントの参考にしてください。
合わせて読みたい「ダメな税理士」に関連するするおすすめ記事
良い税理士の探し方とは?おすすめの方法や依頼時のポイントも紹介
ダメな税理士との違いも分かるでしょう。
ダメな税理士といい税理士の違う点① レスポンスが早い
ダメな税理士の特徴と対照的に、いい税理士はレスポンスが早い傾向にあります。
良い税理士を見極める際のポイントとして、問い合わせや相談に対する対応の速さは重要です。特に、税務や会計に関する緊急の問題が発生した場合、迅速な対応が求められるため、この点を基準にするのは有効です。
例えば、最初の面談時における連絡や問い合わせへの返信のスピードと、その丁寧さを確認するのが一つの方法です。また、実際に緊急事態が発生した際の対応力を評価することで、信頼できる税理士かどうかを判断しやすくなります。
ダメな税理士に関連するおすすめ記事
ダメな税理士かいい税理士かを初回税理士面談で見極め方については、以下の記事を参考にしましょう。
「いい税理士はすぐわかる 初回面談で見極めるポイント7つと具体的な探し方」
ダメな税理士といい税理士の違う点② 経験が豊富
いい税理士がダメな税理士と違う重要な要素の一つが「経験」です。経験豊富な税理士は、複雑な税務問題に対応するための知識とスキルを持ち、様々な状況に迅速かつ適切に対処できます。そのため、経験の豊かさを見極めることが、いい税理士を選ぶポイントの一つとなります。
経験が重要な理由
・多様なケースへの対応力
経験豊富ないい税理士は、多くの異なる案件を扱ってきたため、経営者の様々なニーズに対応できます。税務調査や法改正など、特殊な状況にも安心して対応できる知識とスキルを持っています。
・トラブルの予防と解決
長年の経験を持ついい税理士は、一般的なトラブルの兆候を見逃さず、事前に防ぐためのアドバイスを提供できます。また、問題が発生した際も、迅速に解決策を見つけることができます。
・信頼性と実績
経験豊富ないい税理士は、過去の実績から高い信頼性を持っています。以前のクライアントからの評価や口コミも、税理士の信頼性を判断する参考になります。
いい税理士を見つけるためのポイント
・初回面談での質問
初回面談では、税理士の過去の実績や担当した事例について具体的に質問することが重要です。例えば、「これまでどのような業界のクライアントを担当してきましたか?」や「最も難しかった案件はどのようなものでしたか?」などの質問が役立ちます。ここで答えが曖昧だった場合は、自社にとってはダメな税理士かもしれません。
ダメな税理士に関連する解説部
返答が曖昧だからといって全てのケースで「ダメな税理士」とは限りませんので、最終的には総合的勘案していい税理士かダメな税理士かを判断しましょう。
・紹介や口コミの確認
他の経営者や知人からの紹介、またはインターネット上の口コミを確認することも大切です。実際のクライアントの意見は、税理士の実力や信頼性を判断するための有力な情報源となります。
・実績の確認
税理士が公開している実績や成功事例をチェックしましょう。同業種や同規模の企業での成功事例があれば、それは非常に有力な判断材料です。
経験豊富ないい税理士を選ぶことは、経営にとって非常に重要です。多様なケースに対応でき、トラブルを予防・解決できる税理士は、経営の大きなサポートとなります。初回面談での質問や紹介・口コミの確認を通じて、信頼性と実績のあるいい税理士を見つけることが経営成功への鍵です。
ダメな税理士に関連するおすすめ記事
税理士を見極めるポイントをまとめた以下のサイトもおすすめです。
「いい税理士の見極めポイント!すぐわかる良い税理士・悪い税理士の特徴をランキングで紹介」
ダメな税理士といい税理士の違う点③ 情報収集能力が高い
ここまでの説明で明らかになったように、優れた税理士を見つけるのは意外と簡単です。上記に加えて、自社の業界に精通している税理士も大切なポイントです。多くの業界での経験が豊富ないい税理士は、その業界に特有の知識を持っているため、より適切なアドバイスを提供してくれる可能性が高いのです。つまり、いい税理士とダメな税理士の見極めポイントにおいて、「いい税理士がダメな税理士と違う点② 経験が豊富」が重要であることと関連しています。経験が多ければ多いほど、多くの情報源にアクセスできるため、優れた税理士である確率が高いのです。
ダメな税理士に関連するポイント!
とはいえ、税理士がすべての業界について幅広い知識を持っているケースは少なく、一概に「ダメな税理士」と決めつけてしまうのは得策ではありません。重要なのは、情報収集能力です。税理士が業界の動向を把握し、必要な情報を適切に収集する能力があれば、専門知識が不足している場合でも問題ありません。
また、税制は法改正によって変わるため、最新の情報を迅速にキャッチし、新しい制度やルールに適応できる税理士は、やはり優れた税理士と言えるでしょう。税理士事務所で求められるスキルや能力についても、こうした点を考慮に入れることが重要です。
ダメな税理士に関連する解説部
いい税理士かダメな税理士かの判断材料として、税理士事務所が求人を行う際の求める人物像を紹介している「税理士事務所で求められるスキルや能力とは? 重宝される人材は何を備えているのか」を参考にしてみるのも良いかもしれません。
まとめ
今回はいい税理士とダメな税理士の見極め方、特にダメな税理士について解説しました。
いい税理士とダメな税理士をよく見極めたうえで、税理士に業務を依頼することが会社運営では重要です。もし、税理士と契約してから「ダメな税理士」と分かった場合は遠慮なく解約の意思を伝えて税理士の変更を検討しましょう。
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