良い税理士の探し方とは?おすすめの方法や依頼時のポイントも紹介

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公開日:2024年2月

更新日:2024年5月18日

適切な税理士を選ぶことは、企業の税務管理と経営安定に不可欠です。しかし、安易な選択はリスクを招きかねません。この記事では、失敗しない税理士の探し方と、依頼時に考慮すべき重要なポイントを紹介します。

おすすめ参考記事:「良い」税理士の探し方6つと見極めるポイントを解説

目次

  1. 安易に税理士を探しても損をする可能性がある
  2. 税理士には「低価格型」「付加価値型」「特化型」の3タイプがある
    1. 税理士のタイプ①:低価格型
    2. 税理士のタイプ②:付加価値型
    3. 税理士のタイプ③:特化型
  3. 失敗しない税理士の探し方!おすすめの方法も紹介
    1. おすすめの税理士の探し方①:税理士紹介サイトを利用する
    2. おすすめの税理士の探し方②:インターネットで直接検索する
    3. おすすめの税理士の探し方③:知人や取引先から紹介してもらう
    4. おすすめの税理士の探し方④:税理士会や商工会議所の相談会に行く
    5. おすすめの税理士の探し方⑤:税理士がやるセミナーに参加する
    6. おすすめの税理士の探し方⑥:異業種交流会に参加する
    7. おすすめの税理士の探し方⑦:金融機関に紹介してもらう
  4. 税理士を探すにあたっての事前準備
    1. どのようなタイプの税理士に依頼するかを考える
    2. 税理士に何を依頼するか・求めるかを決める
    3. 税理士に依頼する際の予算を決める
  5. 失敗しない税理士の選び方・探し方 | 依頼時の注意点
    1. 自社に必要なサービスを全て税理士が対応してくれるか
    2. 税理士の経験や知識、実績が十分にあるか
    3. 税理士の報酬は適切で、料金体系が明瞭であるか
    4. 依頼したことに対してスピーディかつ柔軟に対応してくれるか
    5. 税理士が自社のことを十分に理解してくれるか
  6. まとめ

安易に税理士を探しても損をする可能性がある

安易に税理士を選ぶと、思わぬ損失を招くことがあります。税理士という職業は、税理士法によって定義され、税務書類の作成、税務代理、税務相談という3つの専門業務を行うことができる国家資格を持つ専門家です。この資格を取得するためには、厳格な受験資格と実務経験の基準を満たす必要があり、そのため社会的信用も高いです。
しかしながら、「どの税理士も同じだろう」とか「とにかく費用を抑えて依頼したい」といった考えで、軽はずみに税理士を探すべきではありません。税理士の探し方にもポイントがあります。
税理士にはそれぞれ得意分野があり、全ての税務分野に精通しているわけではありません。たとえば、法人税や相続税の専門家であっても、必ずしも事業承継の問題に詳しいわけではないのです。

さらに、国税庁のサイトでも紹介されている通り、資格のない偽の税理士に騙されるリスクもありますので、選択には慎重さが求められます。
このような背景から、税理士を依頼する際には自社にとって最適な専門家を見つけることが重要です。適切な税理士の選択は、税務面での安心感はもちろんのこと、経済的なメリットにもつながります。ただ安いから、という理由で税理士を選ぶのではなく、あなたのニーズに最も合った専門家を選択することをおすすめします。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    税理士の探し方でよくある失敗をまとめた記事でも紹介されていますが、安易に税理士を選ぶと後悔することがあります。この後の記事本文で注意すべきポイントを挙げているので、税理士の探し方を考える際に参考にしてください。

税理士には「低価格型」「付加価値型」「特化型」の3タイプがある

税理士の探し方を解説する前に、税理士には3つのタイプがあることを紹介します。
税理士には「低価格型」「付加価値型」「特化型」の3つのタイプがあります。

税理士のタイプ①:低価格型

依頼できるサービス範囲を絞り込むことで、料金を抑えた税理士事務所があります。これらの事務所は、会計ソフトへのデータ入力、税務に関するメールや電話での相談、そして税務申告といった基本的な業務を提供しています。小規模な企業や変動が少ない事業の場合にはおすすめです。

しかし、破格の低顧問料をうたっているものの、実際には連絡が取れなかったり、相談に応じてもらえないという事例もあります。税理士の変更は頻繁には行われるものではなく、また適切な専門家を見つけ直すのは時間と労力がかかります。
したがって、低料金のみを理由に契約を決めるのはリスクが伴うことを念頭に置いたうえで依頼すべきかを検討することをおすすめします。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    「税理士 安い」や「税理士 低価格」などと検索すると出てくるこちらのサイトのように、月額1万円程度で依頼できる税理士もいるようです。

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安い税理士に依頼するメリットとは?格安税理士との契約時の注意点も紹介

この記事では月額顧問料や費用の安い税理士に依頼するメリットや注意点を紹介しています。安い税理士費用は一見魅力的ですが、その分注意点もありますので、格安税理士との契約を考えている方はぜひお読みください。

税理士のタイプ②:付加価値型

企業に外部の最高財務責任者(CFO)としての役割を果たしつつ、広範囲な税務相談に対応してくれる税理士事務所が存在します。これらの事務所は、時に「デパート型」とも称され、企業との定期的な面談、経営上のリスク評価、資金繰りのアドバイス、節税戦略の提案など、多岐にわたるサービスを提供しています。規模が大きめの企業では、税負担や資金不足のリスクが高まることがあり、こうした付加価値を提供する税理士がおすすめです。

ただ、顧問料が比較的高額になる傾向にあるため、支払う費用と得られるサービスのバランスを慎重に検討することをおすすめします。

年商が億単位を超えるような企業や、新たな事業を始めたい、事業拡大を目指す企業には、財務・税務面からのリスクを管理しサポートしてくれる、付加価値の高い税理士事務所がおすすめです。

税理士の探し方に関するおすすめ記事

税理士_依頼_おすすめの記事

高付加価値の税理士に依頼するとなると、費用も高くはなりますが、それだけ価値のあるサービスを受けることが可能になります 。付加価値型の税理士事務所に関して税理士の選び方や探し方について解説している記事やサイトもありますので、税理士の探し方を考える際に参考にしてみてください。

税理士のタイプ③:特化型

全体に占める割合は少ないものの、業務内容や業種に特化している税理士がいます。これには「相続専門税理士」「医療専門税理士」「不動産専門税理士」「飲食業専門税理士」などが含まれ、これらの分野において深い知識と経験を有しています。特に近年は、こうした特化型の税理士が増えてきており、特定の業界や税務作業に関する豊富なノウハウを提供しています。

ただし、専門と称しているにもかかわらず、実際にはその分野において詳細な知識や経験が乏しいというケースも存在します。一般の方が税理士の専門性を深く理解することは難しいかもしれませんが、専門性をアピールして集客を図っている場合の実態を把握しておくことは重要です。したがって、特化型の税理士を選定する際には、その実績や評判を慎重に確認することをおすすめします。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    特化型の税理士の探し方としては「税理士 飲食業 おすすめ」「税理士 建設業 おすすめ」などとインターネットで検索することもおすすめです。

おすすめ参考記事:“良い税理士”を見極めるたった一つのポイント 「近所」「紹介」の落とし穴も 

失敗しない税理士の探し方!おすすめの方法も紹介

ここでは税理士選びに失敗しないために、おすすめの探し方について紹介していきます。

おすすめの税理士の探し方①:税理士紹介サイトを利用する

依頼する税理士に特定のこだわりがなく、さまざまな税理士から見積もりを得たい、または費用を抑えたいと考えている場合の探し方としては、税理士紹介サイトを使用する方法がおすすめです。この探し方は、幅広い選択肢から自分に合った税理士を見つけるための効果的な探し方であるという点に特徴があります。
代表的な税理士紹介のおすすめサイトとしては、「税理士ドットコム」、「税理士紹介センタービスカス」、「アイミツ」、「ミツモア」などが挙げられます。これらの税理士紹介サイトにおける税理士の探し方としては、利用者が自身の条件を入力することで、条件に合致する複数の税理士事務所から提案を受けることが可能です。そこから自分に合った税理士事務所を選び、価格交渉を行い、依頼する税理士との契約に至ります。

おすすめ参考記事:はじめて税理士を探す人のための「税理士の探し方」おすすめ7選

利用者はこれらのサービスを無料で利用できますが、サイトに登録している税理士は登録料や成約時の手数料を支払う必要があります。そのため、サイトに登録していない税理士事務所も存在しますが、それでも多くの事務所が登録しているため、幅広い選択肢から比較検討が可能です。
相見積もりを希望する場合、税理士紹介サービスは手間を省きつつ、複数の選択肢から最適な税理士を見つけるための便利なツールとなります。

良い税理士の探し方に関するポイント

税理士_依頼_おすすめのポイント

自分で一から税理士を探すことの大変さを考えれば、これらのサービスを利用することで、時間と労力を節約することができるでしょう。

おすすめ参考記事:無料の税理士紹介サイトを比較【2024年最新版】

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    どの税理士が自分のニーズに最も合致するかわからない方や、これまでの税理士探しで満足のいく結果が得られなかった方は、税理士紹介サイトを利用することがおすすめです。

税理士ドットコム

おすすめ税理士紹介サイト①

税理士ドットコム

税理士ドットコムでは都道府県から依頼したい税理士を探すことができます。また、税理士の探し方に関するポイントを紹介している記事もあります。税理士の探し方に困ったらこちらのサイトを見ても良いかもしれません。

税理士紹介センタービスカス

おすすめ税理士紹介サイト②

税理士紹介センタービスカス

税理士紹介センタービスカスは実績も豊富で、全国の税理士を無料で紹介しているのが特徴です。税理士の探し方に関して実績を重視している方におすすめです。

アイミツ

おすすめ税理士紹介サイト

アイミツ

アイミツではすぐにプロに相談できるのが特徴です。税理士の探し方を考えるにあたって気軽に相談ができたり、無料で見積もりを取ることも可能のようです。

ミツモア

おすすめ税理士紹介サイト

ミツモア

ミツモアにおける税理士の探し方の特徴として、地名や郵便番号などを検索することで税理士を探すことができます。また口コミも豊富に書かれているので税理士の探し方にあたって口コミを重視する人におすすめです。

おすすめの税理士の探し方②:インターネットで直接検索する

インターネットで直接税理士事務所を検索する探し方は、最も手軽で効率的な税理士の探し方の一つです。かつては地元の税理士事務所を直接訪問したり、電話帳で検索したりする探し方が一般的でしたが、インターネットの普及により、今日ではより容易に、そして広範囲から税理士事務所を探すことが可能になりました。
検索方法を工夫することで、自社に最適な税理士を見つけることができるのがインターネット検索という探し方の大きなメリットです。
探し方の例としては「地域名 + 税理士事務所」で検索すれば、地元の事務所に絞って情報を収集できますし、「業種名 + 税理士事務所」で検索することで、特定の業界に精通した税理士を見つけることができます。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    さらに、ウェブサイト上の情報や利用者の口コミを参照することで、各事務所の実績や評判を比較検討することも可能です。

おすすめ記事:顧問税理士を探す7つの方法とは?複数の税理士を比較しながら選ぶ!?

しかし、インターネット上の情報には限界があり、見た目の安さだけで依頼した税理士が実際にはコストパフォーマンスが低い可能性もあります。また、ウェブサイトの情報が不十分で、実際に面談するまでその税理士の得意分野や料金設定が明確でない場合もあります。インターネット上で得た情報のみに頼ることなく、最終的な選択は慎重に行うことをおすすめします。
特に業種に特化した税理士を探している場合や、特定の条件を満たす税理士を探している場合の探し方としてはYahooやGoogleなどでのキーワード検索がおすすめです。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

ただし、インターネット検索ではウェブサイトを持たない税理士や、オンラインプレゼンスに力を入れていない税理士は発見が困難です。伝統的に紹介や口コミで顧客を獲得している税理士もいるため、検索結果の上位に表示される税理士が必ずしも最適な選択とは限りません。したがって、インターネット検索を利用する際には、これらの点に注意し、幅広い視点から税理士を選定することをおすすめします。

税理士の探し方に関しての注意点

税理士
        _依頼_おすすめの注意点

税理士の探し方として、インターネットで税理士を検索することはおすすめの探し方の1つではあります。
ただしインターネット上の情報をすべて鵜呑みにするのではなく、情報を吟味した上で依頼する税理士を探すことをおすすめします

おすすめ参考記事:税理士の失敗しない探し方6つ!自分に合った税理士を見分けるコツ

おすすめの税理士の探し方③:知人や取引先から紹介してもらう

知人や取引先から税理士を紹介してもらう方法は、信頼できる税理士を見つける効果的な探し方の1つです。すでに親しい人が税理士を利用していれば、その経験を基に具体的なサービス内容や人柄について事前に情報を得ることができ、税理士の探し方で失敗するリスクを低減できるというのはこの探し方の特徴といえるでしょう。
紹介される税理士は、紹介者との関係性や信頼に基づいて選ばれるため、相性が良い可能性が高くなります。特に、自分と親しい人が推薦する税理士であれば、その人の判断を信頼できるというメリットがあります。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    税理士の探し方して知人からの紹介というのは信頼できる税理士の探し方の一つです。また、税理士を探すための費用や労力も削減でき、効率的に税理士を探すことも可能となります。

しかし、取引先や特定の業者からの紹介には注意が必要です。これらの紹介は業務提携によるもので、紹介料が絡んでいる場合があります。また、利害関係が絡む紹介では、もし相性が合わなかった場合に解約や変更が難しくなる可能性もあります。
人脈を通じた紹介は、新規で税理士を探すよりも労力を省くことができ、価格交渉やデリケートな相談をしやすい環境が整います。ただし、紹介された税理士が自社のニーズに合わない場合、切り替えにくいというデメリットもあります。そのため、紹介を受ける前に、その税理士が自社に適しているかどうかを慎重に確認することをおすすめします。

また、紹介を受ける際には、その税理士が正式に資格を有しているかを必ず確認することをおすすめします。日本税理士会連合会の「税理士情報検索サイト」などを利用して、税理士登録の有無を調べることができます

気をつけておきたい注意点

税理士
        _依頼_おすすめの注意点

知り合いからの紹介は、紹介された税理士が自社のニーズに合わない場合、切り替えにくいというデメリットもありますので注意しておきましょう。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    ネット検索以外での税理士の探し方については以下の記事も参考になるかと思います。

おすすめ記事:税理士の探し方がわからないあなたへ!ネット検索以外の方法教えます

おすすめの税理士の探し方④:税理士会や商工会議所の相談会に行く

税理士会や商工会議所が開催する税務相談会に参加することも、おすすめの税理士の探し方の一つです。これらの相談会はしばしば無料で提供されており、予定されているイベントを事前に調査することで、手軽にアクセスできるという点はこの探し方の特徴の1つと言えるでしょう。
相談会を利用するメリットは、費用や手間をかけずに直接税理士と会話ができる点にあります。これにより、税理士の対応態度や人柄、専門知識を直接見ることができ、安心して選択を進めることが可能です。

この探し方の利点は、依頼する前に税理士の雰囲気や知識の深さ、対応の丁寧さを実際に感じ取ることができることです。
しかし、そこで出会う税理士が新規のクライアントを求めて参加しているのかは必ずしも明確ではないため、希望する条件で契約を結べない場合もあり得ます。
この探し方は、基本的には無料相談をメインに考え、もし希望に合う税理士が見つかれば依頼することを検討する、というスタンスの方におすすめです。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    ただし費用面での条件が合わなかったり、新規の案件を受けてもらえないリスクもある
    ため、複数の税理士と比較検討する機会が限られている点は留意が必要です。

おすすめ参考記事:税理士の探し方がわからない方必見!おすすめの探し方7選を紹介 | 比較ビズまとめ

おすすめの税理士の探し方⑤:税理士がやるセミナーに参加する

税理士が主催するセミナーに参加することも、適切な税理士を見つけるための有効な探し方の1つです。特に確定申告の時期には、様々なテーマでセミナーが開催されます。これらのセミナーは、税理士が自身の専門知識やサービスを紹介するために行うものが多く、参加者にとってはその税理士の専門性や説明能力を直接確認できる機会となります。
セミナーに参加することで、講師として登壇している税理士のアプローチや考え方を理解でき、参加者のニーズに合致していれば、セミナー終了後に仕事を依頼することが一般的な流れです。セミナーを開催している税理士は、新たなクライアントを獲得するために営業活動の一環として参加しているため、仕事を断られるリスクは低いでしょう。

しかし、注意点として、大規模なセミナーや著名な税理士が主催する場合、個別の案件に対して直接関与してくれないことがあります。一部の税理士は、年に一度の顔出しやアドバイスにとどまる場合もあるため、実際に依頼する際には、税理士の具体的なサポート範囲や関与度について事前に確認することが重要です。
セミナーへの参加は、税理士の知識と経験を生で感じ取り、直接コミュニケーションを取ることができるため、仕事を依頼する前の良い機会となります。ただし、最終的な契約に至るまでには、サービスの内容や料金、サポートの範囲など、具体的な条件についても検討する必要があります。

税理士の探し方に関するおすすめサイト

税理士_依頼_おすすめの記事

税理士のセミナーに関しては以下のサイトもおすすめです。
セミナー情報|辻・本郷 税理士法人

おすすめの税理士の探し方⑥:異業種交流会に参加する

異業種交流会への参加は、事業を積極的に展開しており、新たな人脈を築きたいと考えている方にとって、おすすめな探し方の一つです。
異業種交流会は、様々な分野のプロフェッショナルが集まる場であり、そこで税理士との出会いが期待できます。
この探し方の利点は、直接対話を通じて様々な業界の専門家と知り合える点にあります。このような場では、税理士を含む様々な業種のプロフェッショナルが自己紹介を行い、サービスを提供する機会を持っています。そのため、自分の事業に合った税理士を見つけ出すことが可能です。

おすすめ参考サイト:税理士向けビジネス交流会まとめ – 税理士が人脈を作る方法

しかし、異業種交流会に参加する際はいくつかの注意点があります。第一に、営業を目的とした参加者が多くいるため、場合によっては煩わしく感じることがあります。第二に、参加には時間と費用がかかります。第三に、多くの人と会える機会があるものの、その出会いの質が必ずしも深いものではないかもしれません。
これらのデメリットが気にならない方にとっては、この探し方は新たなビジネスの機会を見つけるための有効な手段となり得ます。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    ただし、税理士が必ずしも参加しているわけではないので、そうした専門家を見つけることが目的であれば、その点を念頭に置いておく必要があります。

おすすめ参考サイト:税理士、どうやって探す?定番&おすすめの探し方9選

おすすめの税理士の探し方⑦:金融機関に紹介してもらう

金融機関から税理士を紹介してもらう方法は、信頼できる専門家を見つけたいと考えている企業にとっておすすめの探し方です。銀行や信用金庫など、ビジネス上で取引のある金融機関は、しばしば信頼度の高い税理士事務所と提携しており、そのネットワークを通じて税理士を紹介してもらうことが可能です。この探し方の大きなメリットは、自身で税理士を探す手間を省略できる点にあります。

金融機関が推薦する税理士は、その金融機関との信頼関係に基づいて選ばれているため、専門性や信頼性が高い傾向にあります。しかし、金融機関の推薦という事実が必ずしも自社にとって最適な税理士であるとは限らないため、紹介を受けた後には、その税理士が自社の具体的なニーズに合っているかどうかをしっかりと確認することが重要です。

また、提携している税理士事務所は、サービスの質が高い分、費用が高くなる傾向がある点も留意する必要があります。金融機関からの紹介を受ける際には、サービス内容や費用についても明確に確認し自社の財務状況やニーズに合致するかを慎重に検討することがおすすめされます。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    金融機関から税理士を紹介してもらうことは、有力な探し方の一つですが、最終的な決定にあたっては、提案された税理士が自社にとって最適な選択であるかどうかを総合的に判断することが求められます。

おすすめ参考記事:失敗しない顧問税理士の探し方7選!選定時の注意点やチェックポイントも紹介

税理士を探すにあたっての事前準備

どのようなタイプの税理士に依頼するかを考える

上述の通り、税理士には「低価格型」「付与価値型」「特化型」の3つのタイプに分けられます。
依頼する税理士のタイプによっても探し方は若干異なります。それぞれの特徴、及び自社の状況を整理した上でどのタイプの税理士に依頼するかを検討するようにしましょう。

税理士に何を依頼するか・求めるかを決める

税理士を選ぶ際には、自分のビジネスに何を求め、どのようなサポートが必要なのかを明確にすることが重要です。税理士に依頼したい業務の範囲によって、適した税理士の探し方が異なります。

顧問税理士を選ぶ場合、コミュニケーションの取りやすさは非常に重要です。経営に関する実績やリスク管理の能力も、安定した経営を維持する上で欠かせない要素となります。顧問税理士は、日常的な税務処理だけでなく、経営全般にわたるアドバイスを提供することが期待されるため、これらの点を重視して選ぶと良いでしょう。確定申告専門の税理士を探す場合、節税対策に関する豊富な知識と資金調達に関するアドバイス能力が求められます。また、レスポンスの早さも大切な要素です。期限が迫る中での確定申告作業では、迅速な対応が必要となるため、対応の速さは重要な選定基準となります。

相続関係の税理士を選ぶ場合、相続税に関する深い知識と相続における経験が必要です。さらに、過去に手掛けた相続案件の実績や税務調査への対応経験もチェックポイントとなります。
相続は複雑でデリケートな問題を含むため、この分野に精通した税理士を選ぶことが望ましいです。税理士との信頼関係を構築するためには、自分のニーズに合った税理士を選ぶことが非常に重要です。そのためにも、事前に求める能力や知識を具体的にリストアップし、それに基づいて税理士を選定する時間をしっかりと取ることが推奨されます。条件に合った税理士を見つけることで、ビジネスの安定と成長をサポートしてくれる貴重なパートナーを得ることができるでしょう。

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税理士に依頼する際の予算を決める

税理士を選定する際には、事前に予算を設定しておくことが重要です。これにより、税理士の選択肢をある程度絞り込むことができます。自社の年商や業務内容に応じて、顧問税理士に支払う報酬の相場が異なりますが、一般的には法人の場合は月額15,000円から50,000円、個人事業主の場合は月額10,000円から30,000円の範囲が相場とされています。価格交渉を通じて費用を下げてもらうことも可能なため、契約前には必ず税理士と相談を行いましょう。

ただし、相場よりも極端に低い価格設定の税理士には注意が必要です。低価格の背後には、提供されるサービスの質に不安がある可能性や、追加で費用が上乗せされるケースがあり得ます。顧問税理士の費用相場については、訪問回数ごとの顧問料や確定申告料などを含めて詳細に解説している記事も参考になります。

予算を決める際には、これらの点を踏まえて慎重に検討することが大切です。費用だけでなく、税理士との相性や提供されるサービスの範囲など、総合的な観点から最適な税理士を選ぶようにしましょう。

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失敗しない税理士の選び方・探し方 | 依頼時の注意点

自社に必要なサービスを全て税理士が対応してくれるか

税理士が提供する業務は主に二つのカテゴリーに分けられます。「経理・申告関連の業務」と「経営に関する支援」です。
経理・申告関連の業務には、経理業務の代行や記帳の指導、税務書類の作成、決算に関わる業務などが含まれます。
経営に関する支援では、新規事業の立ち上げ支援、資金繰りのアドバイス、キャッシュフロー改善の提案、節税戦略の構築、経営計画の作成などが行われます。

税理士を選択する前に、まず必要とするサービスを明確にし、それに応じた能力を持つ税理士を探すことが重要です。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    オンラインでの情報収集に加え、可能であれば直接事務所を訪問し、サービスの詳細や対応範囲について直接話を聞くことがおすすめです。

おすすめ参考記事:税理士が語る良い税理士の選び方・探し方3つのポイント

税理士の経験や知識、実績が十分にあるか

税理士事務所のウェブサイトや税理士のソーシャルメディアアカウントを調査することで、彼らの専門知識、得意とする領域、過去に積み重ねてきた経験や成果などが明らかになることがあります。この初期段階の情報収集を通じて、候補を絞り込み、関心を持った税理士にのみ連絡を取り、相談を設定することが、税理士探しを効率的に進める上での鍵となります。

税理士の選定にあたっては、単に経験年数を確認するだけではなく、自社が直面している特定の課題や業界の事情に精通しているかどうか、そしてその専門性の深さを見極めることが重要です。特に、自社と類似した業種や業態での顧問契約実績が豊富にあるかどうかをチェックすることを推奨します。そのような実績がある税理士であれば、同様の課題への対応経験があり、自社に対しても高品質なサービスを提供できる可能性が高いと考えられます。

インターネットで得た情報を基に、自社の要件に最も適した税理士を選択し、具体的な相談を行うことが、望ましい結果につながる確率を高める方法です。

業界に精通した税理士を選ぶことの重要性

税理士にもそれぞれ専門分野があり、得意とする業界や業務が異なります。あなたのビジネスの業界に詳しい税理士を選ぶことは、業界特有の税務上の機会を活かし、税務戦略を最適化する上で非常に重要です。専門的な業界知識を持つ税理士は、業界固有の課題や法規制に精通しており、効果的なアドバイスを提供できます。

税理士の得意分野にどういうものがあるのかについては、依頼する前に知っておいた方が良いため、以下の記事を読んでいただくことをおすすめします。

おすすめ記事:税理士に依頼をする前に知っておきたい8つの得意分野

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業界に精通した税理士を見つける方法

適切な税理士を見つけるためには、業界団体や専門のネットワークを通じて推薦を求める、業界イベントやセミナーに参加して専門家と接触する、または業界特化型の税理士紹介サービスを利用するなどのアプローチが有効です。実績や専門性を示す事例を確認し、自社のニーズに最適な専門知識を持つ税理士を選ぶことが重要です。

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税理士の報酬は適切で、料金体系が明瞭であるか

税理士に支払う報酬は、受けるサービスの内容に応じて変動します。そのため、見積もりを取得した際には、総額のみならず、どのサービスにどれだけの費用がかかるのかを詳細にチェックすることが重要です。顧問料、記帳代行料、申告料、その他の手数料など、費用がかかる各項目を精査し、各サービスのコストを相場と照らし合わせて、妥当な価格設定であるかを判断することが必要です。

もし報酬の内訳や金額について疑問や不明点がある場合は、契約を結ぶ前にその点を明確にするために問い合わせを行いましょう。
税理士または税理士事務所からの回答が、納得のいくものであるかどうかも、税理士選びの重要な基準の一つです。クリアで理解しやすい説明が得られるかどうかは、今後のコミュニケーションや業務の進行においても、信頼関係を築く上で大きな影響を与えます。

顧問料が安すぎる税理士に依頼すると・・・

月額顧問料が5,000円程度のいわゆる格安税理士も世の中には存在します。顧問料の安さは非常に魅力的ではありますが、顧問税理士に依頼できる業務内容が非常に限定的であったり、追加で依頼するためには費用がかかったりするケースもあります。
安易に顧問料の安さだけで判断してしまうと、結果として損をしてしまう可能性もあるため注意が必要です。

税理士のおすすめの探し方とともに税理士の費用について知りたい方は以下の記事もおすすめです。
おすすめ記事:顧問税理士の費用相場は?|個人・法人別の相場を解説【2024年版】 | 比較ビズまとめ

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    ただし顧問契約の場合であっても顧問料によって受けられるサービスはもちろんことなります。どのような業務を依頼できるかは税理士との契約時に確認しておくことをおすすめします。

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税理士へ依頼する際の費用はいくらが相場?法人の場合について解説!

この記事では税理士へ依頼するときの費用の相場や、費用に応じた税理士へ依頼できることを紹介しています。税理士の探し方だけでなく費用についても気になる方はぜひお読みください。

依頼したことに対してスピーディかつ柔軟に対応してくれるか

税理士を選定する際には、税務申告の期限が迫っている時や税務調査の際など、緊急時に迅速に相談ができるかどうかを考慮することが肝心です。予期せぬ状況で速やかに対応が必要となった際、容易に連絡を取ることができない税理士では、不必要な不安を抱えることになりかねません。そのため、契約を結ぶ前に、その税理士のレスポンスの速さを確かめることを強く推奨します。
レスポンスの速度をテストするためには、電話やメールでの問い合わせ、または見積もりの依頼を行ってみると良いでしょう。返信が数日を要するようであれば、その税理士との契約を再考することが賢明かもしれません。

さらに、契約後のコミュニケーション手段と問い合わせ対応時間についても、あらかじめ確認しておくことが重要です。電話、メール、オンラインチャットなど、複数の連絡手段を提供しており、柔軟に対応可能な税理士であれば、将来的に発生するかもしれない様々な状況にも安心して対応することができるでしょう。

おすすめ参考記事:税理士事務所が薦める税理士の探し方8選 – Redish

税理士が自社のことを十分に理解してくれるか

税理士が自社の事業内容を十分に理解してくれるかも非常に重要なポイントです。税理士が自社の事業内容を十分に理解してくれている場合、自社に最適な会計処理であったり、おすすめの補助金・助成金やおすすめの節税方法を提案してくれることがあります。
単なる税務業務の依頼だけでなく、経営のパートナーとして税理士選びは非常に重要です。

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中小企業の税理士の選び方と税理士に依頼できることについて解説

この記事では中小企業における税理士の選び方と、中小企業において税理士と契約をする場合に依頼できる具体的な業務について紹介しています。

まとめ

税理士を選ぶ際には、専門性、信頼性、レスポンスの速さを考慮することが重要です。税理士は各自得意分野が異なるため、「低価格型」「付加価値型」「特化型」といったタイプに応じて適切な選択をする必要があります。
安易な選択はリスクを伴うため、事前に自社のニーズを明確にし、適切な税理士に依頼することが重要です。
また、税理士紹介サイトの利用や、直接検索、知人からの紹介など、様々な探し方を駆使して最適な税理士を見つけ出すことをおすすめします。

税理士の探し方に関するおすすめ記事

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税理士探しに関する記事については、税理士紹介センタービスカス「税理士、どうやって探す?定番&おすすめの探し方9選」の記事もおすすめです。

税理士を探すのが大変と感じた方

最近、会計ソフトを使っての入力作業も限界を感じてきて、さらに従業員も雇うことになったので給与計算も自分では手が回らなくなってきました。だから税理士にお願いしようと思っているんですが、どうやって良い税理士を見つければいいのかがわからなくて。
税理士を探すのはなかなか難しいですよね。安さだけで選んでしまい、後で失敗したという話もよく耳にします。
そうなんですか!どんな失敗があるんですか?
例えば、月額の顧問料は安くても、実は決算申告の際には高額な別料金がかかるケースがあります。結局、年間を通してみると損をしてしまっていることがあります。また、中には税理士の資格を持っていない人に依頼してしまい、後で問題が発生するケースもあります。税理士選びの失敗例については以下の記事もおすすめですよ。
失敗する相続税申告税理士の選び方。失敗事例5つを紹介
それは大変ですね…税理士選びは直接会って話を聞いて慎重にやろうと思います

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