税理士顧問料5,000円でどこまで依頼できる?依頼時の注意点も解説!

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公開日:2024年4月

更新日:2024年5月16日

税理士への顧問契約は、事業経営において欠かせないサポートを提供してくれますが、その顧問料が経営の負担になることも少なくありません。特に小規模事業者やスタートアップにとって、毎月の税理士顧問料は重要な経営判断の一つです。そこで、顧問料を抑えつつも必要なサポートを受けられる方法について、今回は月額顧問料5,000円でどこまで税理士に依頼できるのか、そして依頼時の注意点について詳しく解説していきます。顧問料を格安に抑えて税理士に依頼することのメリットとデメリットを理解しましょう。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    月額顧問料が5,000円と非常に安い税理士がいることは事実ですが、もちろん注意点やリスクもあります。顧問料5,000円税理士のメリットやデメリット、注意点についてこの後解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。

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そもそも月額顧問料5,000円で税理士サービスを提供しても問題ないのか?

月額顧問料5,000円という格安で税理士サービスを提供することが可能になった背景には、2002年の税理士法改正があります。この改正により、税理士の報酬額が自由化されたことで、顧問料を含め、サービスの価格設定が各事務所の裁量に委ねられるようになりました。その結果、価格競争が激化し、月額顧問料5,000円のような低価格でサービスを依頼できる「格安税理士」が登場しました。
この動向は、クラウド会計ソフトの普及による業務効率化も一因となっています。

格安税理士に依頼する時に気をつけておきたいこと

税理士
        _依頼_おすすめの注意点

しかし、月額顧問料5,000円のような格安でサービスを提供することには、訪問回数の削減や経験の浅いスタッフが担当になることや、依頼しても必要最低限の対応に留めるなどの理由があり、税理士が提供するサービスの質に影響を与える可能性があることを理解することが重要です。

おすすめ記事:格安税理士とは?月額顧問料1万円以下の格安税理士29社【料金表あり】

月額顧問料5,000円でサービスを提供するような税理士は格安税理士と呼ばれる

格安税理士とは、一般的な市場価格よりもはるかに低い顧問料(例えば月額顧問料5,000円)でサービスを提供する税理士のことを指します。このような格安税理士は、特に初年度の顧問料を大幅に割り引いたり、一定のサービス内容を限定することにより、低価格を実現しています。顧問料が月額1万円以下、場合によっては月額顧問料5,000円以下でサービスを提供することもあり、税理士顧問料を抑えたい個人事業主や小規模企業にとって魅力的な選択肢となっています。

格安税理士とは?

月額顧問料が5,000円のような格安税理士は、顧問契約の月額費用が市場の相場よりも大幅に安い(例えば月額顧問料5,000円)税理士を指します。税理士報酬の自由化に伴い、競争が激化した結果、月額顧問料5,000円のような低価格でサービスを提供する事務所が増えてきました。これらの税理士は、一般的に訪問が少ないオンライン中心の対応や、経験の浅いスタッフによるサービス提供、または必要最低限の業務に限定していることが特徴です。

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格安な費用で顧問契約できる理由

格安税理士が月額顧問料5,000円のような低価格でサービスを提供できる理由にはいくつかの要因があります。主な理由としては、対面での訪問を減らしオンラインでの対応に切り替えることで経費を削減したり、経験の浅いスタッフを配置することで人件費を下げたり、提供するサービスの範囲を絞り込むことで作業負担を減らしています。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    これらの方法により、月額顧問料を5,000円までに下げることが可能になっていますが、サービスの質や対応の充実度に差が出ることも考えられます。

訪問がない・少ない

格安税理士の多くは、コスト削減のためにクライアント企業への訪問を減らしています。その代わりに、電話やオンラインツールを使用した遠隔対応を主なコミュニケーション手段としています。この方法により、移動にかかる時間や経費を削減できるため、顧問料を月額5,000円などの低価格に抑えることができます。

経験の浅いスタッフが担当になる可能性

格安税理士では、コスト削減の一環として経験の浅いスタッフや新人スタッフをクライアントの担当にすることがあります。これにより、人件費を抑えることができますが、その分サービスの質や専門性に影響が出る可能性も考慮する必要があります。

対応が必要最低限になる

格安税理士サービスでは、コスト削減のために提供する業務範囲を必要最低限に限定することが一般的です。例えば、税務書類の作成や申告業務には対応しても、記帳代行や給与計算、月次決算などの追加サービスはオプション扱いとし、別途料金を設定することがあります。

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5,000円の税理士顧問料で期待できるサービス

月額顧問料5,000円という格安顧問料で提供される税理士のサービスは、基本的な税務支援に焦点を当てた内容となることが多いです。
この価格帯で提供されるサービスには、必要最低限の記帳代行や経理サポート、基本的な税務相談などが含まれる場合がありますが、税理士に依頼できるサービスの範囲は限定的であることを理解しておく必要があります。また、月額顧問料5,000円のような格安での提供にはコスト削減のための工夫が施されており、対面での訪問が少ないオンライン中心の対応や、経験の浅いスタッフが担当するケースも考えられます。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    このような背景を理解した上で、自身のビジネスニーズに合わせて適切な税理士に依頼することが重要です。

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基本的な記帳代行と経理サポート

月額顧問料5,000円のような格安のサービスでは、基本的な記帳代行を依頼することをできることがあります。
これには、日々の取引記録の入力支援や、経理プロセスに関する基本的な相談への対応が含まれる場合が多いです。しかし、サービスの範囲や品質には限界があるため、複雑な経理処理や高度な税務相談についての依頼を期待する場合は、追加のオプション料金が発生するか、より高額な顧問料を設定している別の税理士への依頼を検討する必要があります。

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税務相談の範囲と制限

月額顧問料5,000円の税理士顧問料で依頼できる税務相談は、基本的な税務の質問に答える程度に限られることが一般的です。節税対策や特定の税務問題に関する深い分析、複雑な税務相談に、この顧問料の範囲を超える場合が多く、追加料金が必要になる可能性があります。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    また、税理士によっては、オンラインや電話での簡単な相談にのみ対応し、詳細な相談や面談を依頼する場合には別途料金を請求することもあります。

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税理士顧問料5,000円依頼する際の注意点

税理士の顧問料を格安の5,000円で依頼することには、魅力があるように見えますが、安いからと言って即座に契約することは慎重が必要です。なぜなら、安価な料金の裏には潜在的なリスクが潜んでいるからです。

まず、安価な税理士を選ぶことで、必要なタイミングでのサポートが得られない可能性があります。安い税理士は、面談や相談の機会が限られている場合があり、突発的な問題や緊急の質問に迅速に対応できないかもしれません。

また、安価な税理士を選択すると、会計数値をタイムリーに把握できなくなる可能性があります。費用削減のために、記帳作業を長期間にまとめて行うことがあるため、最新の財務情報をリアルタイムで把握することが難しくなるかもしれません。

最後に、安価な税理士に依頼した場合、決算時に予期せぬ高額な報酬を請求される可能性があります。初めの顧問料が安く見えるかもしれませんが、最終的な決算報酬が予想以上に高額になることがあります。

そのため、税理士を選ぶ際には価格だけでなく、サービス内容や相性も十分に検討することが重要です。安い費用に惹かれて即座に契約するのではなく、長期的な視点での判断を行うことが重要です。

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税理士への依頼時に押さえておくべきポイント

月額顧問料5,000円のような格安税理士に業務を依頼する際には、事前にいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。サービス内容の詳細な明確化、追加料金の発生可能性、コミュニケーションの方法、そして緊急時の対応体制など、契約前に確認しておくべき事項をしっかりと理解しておくことで、後々の誤解や不満を避けることができます。ここでは、税理士に依頼する際の主要なチェックポイントを詳細に説明します。

依頼時のポイント①:サービス内容の明確化

税理士サービスを依頼する前に、提供されるサービスの範囲を明確にしておくことが非常に重要です。具体的にどのような業務が含まれているのか、また、自分のビジネスに必要なサービスがカバーされているかを確認しましょう。

提供されるレポートの詳細

提供されるレポートの種類や内容、頻度について事前に確認しておくことが大切です。月次や四半期ごとの財務状況のレポート、税務申告に関連する文書など、どのような情報が提供されるのかを明確にしておくことで、ビジネスの透明性が高まり、より的確な経営判断を下すことが可能になります。

コミュニケーションの頻度と方法

税理士とのコミュニケーションの頻度や方法も重要なポイントです。電話、メール、対面でのミーティングのいずれを主なコミュニケーション手段とするか、また、定期的なミーティングの有無や緊急時の連絡方法についても、事前に確認しておきましょう。

緊急時の対応体制

税務上の問題や突発的な経営上の問題が発生した場合の対応体制についても把握しておくことが必要です。緊急時にどのように連絡を取り、どれくらいの速さで対応してもらえるのかを確認しておくことで、不安を軽減し、迅速な問題解決につながります。

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依頼時のポイント②:追加料金が発生する可能性

税理士への依頼を検討する際、基本契約の範囲内でカバーされない追加作業を依頼することになる可能性があります。これは特定の業務が想定以上に複雑であったり、税務調査のような予期せぬイベントが発生した場合に特に顕著です。そのため、契約を結ぶ前に、どのような状況で追加料金が発生するのか、そしてその料金体系がどうなっているのかを明確にしておくことが重要です。これにより、不意の出費を避け、財務計画をより正確に立てることが可能となります。

超過作業の取り扱い

税理士との契約で定められた業務範囲を超える作業が必要になった場合、どのように対応されるかを理解しておくことが重要です。繁忙期などに予期せぬ超過作業が発生する場合、これらの作業に月額顧問料に加えてどれだけの追加費用がかかるのか、また、これらの作業をどのように優先順位付けし、処理するのかについて、事前にポリシーを確認しておくべきです。

  • SoVa税理士お探しガイド編集部

    これにより、税理士に依頼できるサービスに関しての透明性が高まり、双方の期待値を調整することができます。

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特別な税務申告の対応

国際税務や相続税申告など、特別な専門知識を要する税務申告に関しても、月額顧問料に加えて追加料金が発生する可能性があります。これらの複雑な税務問題への対応範囲と、それに伴う費用について明確にしておくことは、事業運営の安定性を保つ上で非常に重要です。事前に税理士と十分にコミュニケーションを取り、必要なサポートを確実に受けられるようにしておきましょう。

税務調査時のサポート

予期せぬ税務調査が行われる場合、税理士による迅速かつ適切なサポートを依頼することなります。税務調査の際には、どのようなサポートを依頼できるのか、月額顧問料に加えて追加費用はどの程度かかるのかを事前に確認しておくことが重要です。

ここがポイント!

税理士_依頼_おすすめのポイント

税務調査への適切な対応は、事業の継続性と信頼性を守る上で不可欠であり、税理士との契約時にしっかりと確認しておくべきポイントの一つです。

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まとめ

月額顧問料5,000円のような格安税理士には、基本的な税務業務を依頼できますが、サービスの範囲や質に限界があります。顧問料を抑えつつ適切なサポートを受けるためには、サービス内容の明確化と追加料金の有無を事前に確認することが重要です。

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