税理士に丸投げする費用はいくら？確定申告や記帳を依頼する場合の費用相場も紹介！

「確定申告を税理士に丸投げしたい」「決算や経理業務をすべて税理士に丸投げしたらどれくらいの税理士費用がかかるのか？」といった疑問を抱える個人事業主・中小企業の経営者は多いはずです。

税理士に業務を丸投げする場合、その税理士費用は依頼内容によって大きく変動します。たとえば、単発で確定申告のみを税理士に丸投げする場合と、毎月の記帳代行から税務相談まで継続的に丸投げする顧問契約では、税理士費用の相場も異なります。また、仕訳数や売上規模、訪問回数なども丸投げ費用に影響します。

税理士への丸投げを検討するうえで、「どの業務まで丸投げできるのか」「その丸投げの税理士費用がいくらなのか」を把握しておくことは非常に重要です。丸投げにかかる税理士費用が明確になれば、コストとメリットを正しく比較でき、安心して税理士に業務を委託できるようになります。

この記事では、税理士に業務を丸投げした場合の税理士費用相場をわかりやすく解説するとともに、確定申告・決算申告などをスポットで丸投げするケースの料金目安、顧問契約との違い、丸投げの税理士費用を抑えるポイントなどを詳しく紹介します。

税理士に丸投げできる業務一覧

税理士は、税務処理の専門家であるだけでなく、経理業務や資金調達、起業支援など、幅広い分野において企業の経営をサポートできる存在です。とくに、経営の一部業務を税理士に丸投げすることで、本業に集中できる環境を整えることが可能です。

「どこまで税理士に丸投げできるのか？」「丸投げすると税理士費用はどれくらいかかるのか？」といった疑問を持つ方のために、税理士に依頼できる代表的な業務を、丸投げ可能な範囲と税理士費用感を交えてわかりやすく解説します。

税理士の3大独占業務はすべて丸投げ可能！

まず押さえておきたいのが、税理士法で定められた「税理士の独占業務」です。

税理士に丸投げできる独占業務①
税務代理

税務代理とは、納税者に代わって税務署とのやり取りや申告・更正請求などを行う業務です。

税理士に丸投げできる独占業務②
税務書類の作成

確定申告書や法人税の申告書など、複雑な税務書類の作成もすべて税理士に丸投げできます。記載ミスや漏れを防ぐためにも、税理士の専門的な目によるチェックと作成代行が不可欠です。

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「税理士に領収書を丸投げしたら費用はいくら？おすすめなケースと業務範囲」

税理士に丸投げできる独占業務③
税務相談

「この経費は認められる？」「節税方法が知りたい」など、日常的に発生する税務の疑問にも対応可能です。税務相談を丸投げする形で顧問契約を締結すれば、都度対応してもらえる点も魅力です。

税理士に丸投げできる業務は独占業務だけじゃない！

現在の税理士業務は多様化しており、税金だけにとどまらない幅広い業務を丸投げできるようになっています。ここからは、非独占業務でありながらも丸投げ可能な代表的な支援内容をご紹介します。

税理士に丸投げできる非独占業務①
資金調達支援

融資申請のための事業計画書や資金繰り表の作成を税理士に丸投げすることで、金融機関への提出書類の精度と通過率が向上します。政策金融公庫や民間銀行とのやり取りのアドバイスも可能です。

税理士に丸投げできる非独占業務②
起業支援・会社設立

会社設立に伴う書類作成や手続き、税務署への届出まで、税理士に丸投げすることでスムーズな起業が実現します。司法書士・行政書士との連携がある事務所であれば、法務面もワンストップ対応が可能です。

税理士に丸投げできる非独占業務③
事業承継対策

経営者の引退後、円滑に後継者にバトンを渡すためには、税理士の支援が不可欠です。株式の評価や贈与・相続のアドバイスなど、複雑な対策をすべて税理士に丸投げできます。

税理士に丸投げできる非独占業務④
相続対策

財産の整理や生前贈与のシミュレーション、相続税の申告書作成まで、将来の相続を見据えた事前準備を税理士に丸投げすることで安心感が生まれます。

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「【個人事業主・法人対応】確定申告を税理士に丸投げする費用相場やメリット・デメリットを解説」

税理士に丸投げできる非独占業務⑤
経営アドバイス

税理士は会計データをもとに、客観的な経営アドバイスを提供してくれます。継続的な顧問契約を結べば、財務分析や経営課題の抽出を丸投げすることも可能です。

顧問契約で税理士に丸投げする場合の費用

税理士に業務を丸投げしたいと考えたとき、まず気になるのが「どれくらいの費用がかかるのか？」という点です。特に、税理士と顧問契約を結んで定期的に税務や会計業務を丸投げする場合は、単発の依頼と比べてサポート範囲が広くなるため、費用も高額になる傾向があります。

顧問税理士に丸投げする場合のサポート内容と費用の目安

顧問契約を通じて税理士に丸投げできる業務には、日々の経理処理や税務申告、節税対策、資金繰りのアドバイス、そして税務調査対応まで含まれるのが一般的です。これだけの業務を一括で税理士に丸投げできるメリットは非常に大きい反面、税理士費用負担もしっかりと把握しておく必要があります。

税理士に丸投げする費用は、記帳代行の有無で特に差が出ます。記帳業務もすべて税理士に丸投げしたい場合、月額の税理士費用が5,000円〜10,000円ほど上乗せされるケースが一般的です。日々の経理を自社で行う場合に比べてコストはかかりますが、手間や人的ミスのリスクを減らせる点を考えれば、十分に費用対効果は期待できます。

確定申告・決算だけを丸投げする場合の費用は？

税理士にすべての業務を丸投げするのではなく、確定申告や決算業務だけをスポットで依頼する場合もあります。このケースでは、顧問契約を結ばないため月額費用は不要ですが、そのぶん1回あたりの金額は高めになります。

また、ここでも税理士に記帳代行を含めて丸投げするかどうかで税理士費用が変動します。税理士に記帳代行付きで確定申告を丸投げした場合は、追加で5,000円〜15,000円前後の税理士費用が加算されることが多く、帳簿の状態が整っていない場合にはさらに税理士費用が上がる可能性もあります。

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「確定申告を税理士に丸投げしたい個人事業主必見！費用や損に繋がるデメリットを紹介」

白色申告の費用相場（記帳込みの丸投げ）

白色申告は単式簿記であり、比較的簡易な処理が可能なため、税理士に丸投げする費用相場は5万円〜10万円程度と低めに設定される傾向があります。年間の取引が少ない個人事業主の場合は、これが最もリーズナブルな選択肢となります。

青色申告の費用相場（記帳込みの丸投げ）

一方、青色申告を税理士に丸投げする場合は、複式簿記による帳簿作成や控除の適用など処理が高度になるため、税理士費用も高くなります。

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「一人親方の税理士費用はいくら？丸投げやスポットの相場、安く抑える方法」

特に記帳代行込みで税理士に丸投げを希望する場合は、年間の取引数や資料の整備状況によって、さらに税理士費用が上乗せされるケースもあるため、見積もりは必須です。

【規模別】税理士に記帳代行を丸投げする場合の費用相場

税理士に記帳代行を丸投げしたいと考える事業者にとって、最も気になるのは「丸投げの税理士費用はいくらかかるのか？」という点です。税理士へ記帳代行を依頼する際の税理士費用相場は、会社の規模や業務量、仕訳件数、依頼範囲によって大きく変わります。

特に税務の丸投げを検討している企業や個人事業主にとっては、費用対効果をしっかり理解しておくことが重要です。ここでは、小規模・中規模・大規模の各企業が税理士に記帳代行を丸投げした場合の税理士費用相場とその背景について詳しく解説していきます。

小規模事業者が税理士に丸投げする場合の費用相場

従業員数が5名から10名程度の小規模企業や個人事業主は、日々の本業に忙しく、経理にまで手が回らないことが多々あります。こうしたケースでは、記帳業務を税理士に丸投げすることで業務効率を大きく改善できます。

この規模で税理士に記帳代行を丸投げした場合の税理士費用相場は月額8,000円〜10,000円程度です。

中規模企業が税理士に丸投げする場合の費用感と工夫

従業員数30名〜50名程度の中規模企業になると、ある程度の経理体制が整っており、内部で伝票入力まで対応できることも少なくありません。この場合、記帳業務のすべてを丸投げせず、会計データの入力は社内、チェックは税理士へ丸投げするというハイブリッド形式が選ばれる傾向にあります。

そのような部分的な丸投げでも、税理士の費用は月額12,000円〜18,000円が相場です。依頼内容に応じて税理士費用が調整できるため、コストを抑えながら効率的に丸投げできる点が大きなメリットです。

大企業が税理士に丸投げする場合の費用相場と実情

従業員が100名〜200名の大規模企業では、日々の仕訳件数も膨大になり、完全な丸投げを税理士へ依頼するのが現実的な選択肢となります。

このような大規模な丸投げ依頼の税理士費用相場は月額30,000円〜40,000円程度が一般的です。税理士の訪問頻度や対応地域によって追加の出張費用がかかることもありますが、社内リソースの負担軽減や専門性の高い処理を期待できる点で税理士費用以上の効果を感じる企業も多いのが特徴です。

税理士に記帳代行を丸投げする際の費用に関する注意点

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「確定申告を税理士に依頼する際の費用相場は？メリット・デメリットも紹介」

税理士に記帳代行を丸投げする税理士費用は、「何をどこまで丸投げするか」によって大きく異なります。仕訳件数の増加や業務の煩雑化により、基本費用のほかに追加費用がかかる場合もあるため、事前の見積もりは必須です。

記帳だけでなく、確定申告や税務調査対応も含めて丸投げできるかどうかも重要なチェックポイントです。

税理士に給与計算を丸投げすると費用はいくら？徹底解説！

給与計算の丸投げを税理士に依頼することで、企業側の事務負担は大きく軽減されます。とくに人事・経理の専任担当者を置くのが難しい小規模事業者や個人事業主にとって、税理士への給与計算の丸投げは非常に有効な選択肢です。

しかし、気になるのがやはり丸投げにかかる税理士費用。月額の基本料金に加えて、従業員の人数や業務の内容によっても税理士費用は大きく変動します。ここでは、給与計算を税理士に丸投げした場合の税理士費用相場を、従業員数別に詳しくご紹介します。

税理士への給与計算丸投げ【従業員数別の費用早見表】

税理士へ給与計算を丸投げする際の費用相場は、企業の従業員数によって大きく変わります。特に小規模な事業所と中〜大規模な企業とでは、税理士の関与度や工数も異なるため、丸投げにかかる税理士費用も段階的に増加していくのが一般的です。

ここでは、税理士に給与計算を丸投げした場合の費用感を具体的に把握できるよう、従業員数ごとの料金相場を表にまとめてご紹介します。

丸投げで注意すべき追加費用とは？

税理士に給与計算を丸投げする場合の税理士費用には、基本料金だけでなく各種追加費用が発生する可能性があります。

• 賞与（ボーナス）支給月の追加費用
  通常月とは別に処理が必要なため、1回あたり5,000円〜10,000円程度の追加費用が必要になることも。
• 年末調整の費用
  税理士に年末調整も丸投げする場合、従業員1人あたり2,000円〜4,000円の追加料金が発生するケースが一般的です。
• 社会保険・労働保険の手続き費用
  給与計算に付随する保険関連の書類作成を含めて丸投げする場合、別料金で対応する事務所が多く、費用は1人あたり1,000円前後が目安です。

このように、税理士への給与計算そのものの丸投げ費用に加え、関連する処理ごとに細かな税理士費用が加算される場合があります。

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「一人親方に税理士はいらない？個人で依頼する際の費用とおすすめ会計ソフト3選」

税理士への給与計算の丸投げは費用対効果が高い？

確かに、税理士に給与計算を丸投げすれば、月額で1万〜5万円以上の税理士費用が発生するケースもあります。ですが、それによって本業に専念できたり、法令ミスのリスクを回避できることを考えると、費用以上の価値を得られる可能性が高いです。

また、記帳代行や決算申告などと一括で丸投げ契約することで、給与計算の費用もパッケージ割引される場合があります。トータルでの丸投げ依頼を検討することで、長期的にはコストを抑えることも可能です。

個人事業主が確定申告を税理士に丸投げするメリットとデメリット

確定申告を税理士に丸投げするメリット

個人事業主が確定申告を税理士に丸投げすることで得られるメリットは大きく分けて2つあります。どちらも、業務効率化や正確な税務処理を重視する方にとって非常に価値の高いポイントとなります。

確定申告を税理士に丸投げするメリット①
確定申告に時間を取られず、本業に専念できる

確定申告を自分で行おうとすると、会計処理や書類作成に何十時間も費やすことになるケースがほとんどです。特に会計や税務の知識に自信がない場合、調べながら進める必要があり、非効率的で精神的な負担も大きくなります。

その点、税理士に丸投げすれば、確定申告の一連の作業をすべて任せることができます。必要な作業は、領収書や通帳のコピーの提出、ヒアリングへの対応のみ。それ以外の面倒な手続きや記帳作業はすべて税理士が行ってくれます。

つまり、確定申告業務に自分のリソースを一切使わずに済むのが、税理士に丸投げする最大の利点です。本業への集中度も高まり、事業全体の生産性向上にもつながります。

確定申告を税理士に丸投げするメリット②
節税効果が得られ、費用以上のメリットを得られる可能性も

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「経営者の方へ｜法人の会計・税務は税理士に丸投げできる？」

税金に関する法律や制度は頻繁に改正されるため、自力で常に最新のルールを正確に把握しておくのは困難です。その結果、本来なら経費にできるものを見落としたり、逆に不適切な経費計上をしてしまうリスクもあります。

しかし、税務のプロである税理士に確定申告を丸投げすれば、最新の法令を踏まえたうえで、適正かつ合法的な節税対策を実施してくれます。結果として、節税効果によって、支払う税金が数万円〜数十万円も少なくなるケースもあるのです。

税理士に確定申告を丸投げするデメリットと注意点

便利な丸投げにも、注意すべきポイントやデメリットがあります。特に税理士費用や知識習得の観点では、検討が必要です。

税理士に確定申告を丸投げするデメリットと注意点①
丸投げには費用がかかるため、売上規模とのバランスが大切

税理士に確定申告を丸投げすると、月額1万〜3万円程度の顧問料が発生します。年間に換算すると10万〜20万円以上の税理士費用になることも珍しくありません。

費用の負担が大きいと感じる場合は、なるべく自力で申告を学ぶのが現実的です。

税理士に確定申告を丸投げするデメリットと注意点②
丸投げだと申告の知識が身につかない

確定申告は毎年必要な作業ですが、税理士に毎年すべてを丸投げしてしまうと、知識が一切蓄積されません。
確かに、初めて申告をする際は戸惑うことも多いですが、何年か経験することで、税務の流れや仕組みが自然と身についてくるものです。

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「個人事業主が確定申告を税理士に丸投げする際の費用相場を解説」

ただし、売上が大きくなればなるほど、丸投げによる費用対効果が高まる傾向があります。
売上が年間300万円を超えるようであれば、確定申告を丸投げして事業の成長に集中する選択肢も有効でしょう。

税理士に丸投げする際の注意点とは？費用や依頼範囲に要注意

税理士に記帳や確定申告、給与計算などの業務を丸投げすることで、事業主は本業に集中できるという大きなメリットがあります。
しかし、税理士に丸投げする際には、税理士費用面だけでなく依存リスクや経営判断の遅れなど、いくつかの注意点もあります。

税理士に丸投げする際の注意点①
税理士に丸投げすると費用が高くなる可能性がある

税理士と顧問契約を結び、業務をすべて丸投げする場合の税理士費用は、月額1〜5万円が相場といわれています。
確定申告や決算申告といったスポット依頼に比べて、丸投げできる範囲が広い分、税理士費用が割高になる傾向があります。

さらに、記帳代行や給与計算、資金繰りの相談、税務調査対応などの業務も含めて丸投げすると、税理士費用は毎月プラス数千円〜数万円増加することがあります。

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「【2025年】確定申告や税務を税理士に丸投げする費用はいくら？デメリットや依頼範囲を解説」

税理士に丸投げする際の注意点②
丸投げしすぎると経営状況を把握できなくなる

税理士に会計や税務を丸投げすると、自社の売上や経費の流れを自分で確認する機会が減ってしまいます。
その結果、会社の利益率やキャッシュフローに対する感度が鈍り、経営判断を誤るリスクもあります。

確定申告や記帳を税理士に丸投げする費用に関する参考記事：「税理士に決算のみを依頼する場合の相場は15万円以上？費用を抑える方法」

試算表や月次報告書を見ないまま丸投げしていると、「いつの間にか資金繰りが苦しくなっていた」といった状況にもなりかねません。

税理士に丸投げする際の注意点③
リアルタイムの情報が手に入りにくくなるデメリットも

税理士に全てを丸投げすると、記帳や決算処理にタイムラグが生じやすくなります。
試算表が完成するまでに数週間から1カ月以上かかることもあり、リアルタイムの経営状況が把握しづらくなる可能性も。

丸投げであっても、税理士とこまめに連絡を取り合い、リアルタイムに近い数字を確認できる仕組みを取り入れることが望ましいでしょう。

税理士に丸投げする際の注意点④
税理士への依存度が高まるとリスクになることも

税理士に全面的に丸投げしてしまうと、その依存度が高まり、将来的に税理士を変更したくなった場合などに業務が混乱する恐れがあります。
経理担当者を自社で抱えていない場合、税理士が変わるだけで業務が止まってしまうケースもあるため、一定の自社内知識や記録の保持も必要です。

まとめ｜税理士に丸投げするなら、費用と効果をしっかり比較

確定申告や決算、記帳作業などの手間を軽減したいなら、税理士に業務を丸投げする選択肢は非常に有効です。特に、帳簿作成や税務処理に不安がある個人事業主・法人にとって、税理士への丸投げは時間と精神的負担を軽くする大きな助けとなります。

ただし、税理士に丸投げする際の費用は決して一律ではなく、依頼内容や記帳代行の有無、売上規模、業種によって大きく変動します。顧問契約での丸投げ費用は、月額で1万〜数万円程度が相場となっており、確定申告や決算などスポット業務を単発で丸投げする場合には、さらに別途税理士費用が発生することがあります。

「税理士費用をかけてでも丸投げしたい」という方は、税理士にどこまで業務を任せるか（丸投げの範囲）を明確にし、その上で見積もりを取得して複数の税理士事務所を比較検討することが重要です。また、税理士への丸投げに含まれるサービス内容（節税アドバイス・税務調査対応・記帳代行など）も確認して、税理士費用に見合った価値があるかどうかを判断しましょう。

丸投げによる費用対効果は、事業規模や手間とのバランスで決まります。無理なく事業に専念するためにも、税理士への丸投げ費用をコストではなく、時間と安心を得るための投資と捉えて、慎重に選びましょう。